アラサーでキャバ嬢っぽくないのは、強みといえば強みだが・・・

こんにちは。

知沙都です。

 

 

今回も前々回の記事で書いた「利輝さん」のお話です。

男性がキャバクラに来る理由は人それぞれ。初めての指名をゲットした日

 

 

利輝さん(41)の好きな女性は「明梨(あかり)さん」といいました。
同じ会社の同じ部署に勤める28歳の中途社員。

 

私より年上ですが、利輝さんがいつも「明梨ちゃん」と呼んでいたので、私もそう呼んでいましたし、この記事でもそう書きます。

 

 

利輝さんと明梨ちゃんは会社ではお互いに名字で呼んでいます。
しかし、2人きりのときやLINEでは下の名前で呼び合う仲。

 

利輝さんはすでに1回明梨ちゃんに告白して振られていますが、明梨ちゃんの相談役・・・というか愚痴を聞く役なのは相変わらず。

 

仕事が終わって帰宅した後はもちろん、仕事中に明梨ちゃんから愚痴LINEが飛んでくることもよくあるそう。

利輝さんは、それにいつも優しく対応してあげていました。

 

 

 

 

さて、この明梨ちゃんなんですが。

 

 

正直に申し上げますと、ものすごーーーーーく面倒くさい女性です。

利輝さんの話を聞いていても、私には彼女の良いところがさっぱり分かりませんでした。

 

 

 

仕事が忙しければ、大変だと文句を言う。

周りが忙しそうなのに自分の仕事がないと、「私はこの会社に必要とされてない」といじける。

 

会社にいるときでも機嫌の良し悪しが激しい。

利輝さんに八つ当たりしてくることもある。

体調が悪いと言ってお昼で早退して帰ってしまうこともあるとか。

 

他の女性社員にイマイチ馴染めず、利輝さんがいつも気にかけてあげている。

にも関わらず、一時的に誰かと接近してひとりぼっちでなくなると、利輝さんを疎んじたりする。

 

仕事を上手く回せていないのは明梨ちゃんの方なのに「この会社はレベルが低い」「私には合わない」とのたまう。

 

でもイケメン支店長のことが大好きで、彼に声をかけてもらえたりすると途端にゴキゲンになる。

 

 

 

いかがですか。

どこか良いところありますかね?

 

社会人として非常識なところがあるし、人間性もちょっとどうかと思うんですよねぇ・・・

 

悪口を書いているように見えるかもしれませんが、利輝さんから聞く限りこんな感じです。
もし今これを利輝さんが読んだとしても、その通りだと言うでしょう。

 

 

 

仕事ができる方ではないうえ、対人関係の構築も苦手。

 

そんな明梨ちゃんが会社でみじめな思いをしないように、適度に仕事を振ってあげたり、彼女に役割を与えるよう支店長に掛け合ったり、奮闘する利輝さん。

 

本人は文句たれてばかりで、自分から変えよう、変わろうとはしないのに。

「私って本当にかわいそう」っていう、悲劇のヒロインになりたがるタイプなんですよね。おそらく。

 

 

LINEで話を聞いて励ますだけでなく、会社内でも明梨ちゃんのために動いてあげている。

利輝さん、優しすぎかよ。

 

 

それなのに、明梨ちゃんはLINEで「私には頼れる人がいない」と言ったりするんですよ。

利輝さんは内心「おいおい、俺は?いつも俺に愚痴を言ってくるのに?」と思いつつ、「大丈夫だよ、独りじゃないよ」と返してあげたのだそう。

 

さらに。

利輝さんが進言したおかげで、支店長が明梨ちゃんと個人面談をして現状の不満等を聞いてくれることになったというのに。

 

その夜のLINEで明梨ちゃんは「やっぱり私のこと分かってくれるのは支店長しかいない」と。

 

 

 

ぅおおおおい!!!!
この世間知らずのうえに恩知らずな女、何なの!!?

いつも利輝さんが愚痴も弱音も全部受け止めて励ましてあげて、明梨ちゃんが少しでも働きやすくなるように気遣ってくれてるおかげでしょうが!!!

 

利輝さんの話を聞いて、私がブチ切れそうになりましたわ。

本当に明梨ちゃんのどこがいいんだか…(^_^;

 

 

しかも、利輝さんの告白をはっきりと断っているにも関わらず、ちょっとしたことで明梨ちゃんの方からLINEを送ってくる。

「俺のこと好きじゃないくせに、何で連絡してくるんだろう(><)連絡が来たら話を聞いてあげたくなっちゃうし、忘れたくても忘れられない」と、利輝さんも困惑していました。

 

 

先述の通り、明梨ちゃんは悲劇のヒロインになりたいタイプ。

だから、恋愛感情はなくても一生懸命話を聞いて励ましてくれる利輝さんを手放したくない。

 

一方で、利輝さんも若い女性に頼られることで満足感を得ている。

恋愛感情は本物だろうけど、離婚して独身になった寂しさを、若い頃のようにモテなくなった虚しさを、明梨ちゃんの存在が埋めているんだな。

 

私は利輝さんの話を聞きながらそう思っていました。

 

 

 

 

さて、ここまでずっと明梨ちゃんの話になってしまいましたが、私と利輝さんは他にもいろいろな話をしました。

 

 

私も利輝さんも、まっすぐで不器用で、熱血人間。
似た者同士という感じでした。

 

私の学生時代の話、前の会社の話、今の昼職の話。
利輝さんの学生時代の話、転職したときの話、今任されている仕事の話。

 

年齢も離れていて、生きてきた人生も全く違いますが、とにかく何でも気が合いました。
お客様とこんなに自然に話が合うことがあるんだなぁと、私自身驚いていたくらいです。

 

それから、当時私は4年近く付き合っていた彼氏(※)に振られたばかりで。
その悲しみも利輝さんに打ち明けました。
※私にキャバクラを勧めた人です。
なんで、私がガールズバーに?バイトを始める前の話

 

 

 

当時のLINEで、利輝さんはこんなふうに言ってくれていました。

 

「若くていかにもキャバ嬢みたいな子じゃなくて、ちさとちゃんがついてくれて本当にラッキーだった。キャバ嬢じゃなくて普通の人っぽくて、ガチで話を聞いてくれて嬉しかった」

 

「君とお喋りできるなら、キャバクラに通うのも良いと思った。お店で出会った以上、そこに通わなきゃ君に失礼だもんね。ちさとちゃんの夢や仕事、応援するよ」

 

「明梨ちゃん関連でまた相談したいことがあるから、次に行ったときにガッツリ話させて(笑)」

 

 

何て素晴らしいお客様なんだ・・・

こんなに私のことを気に入ってくれて、喜んで通ってくれる。

それでいて恋愛の真っ最中だから、私を口説いてくる心配もない。

私にとっても話しやすくて、長時間一緒にいても全然苦にならない。

 

 

嬉しいなぁ。

キャバクラもガールズバーも昼職も、より一層頑張れそうな気がする!

 

 

 

 

 

ところが。

 

 

 

 

ある日、いつものように利輝さんとLINEのやり取りをしていたときのこと。

 

 

 

 

 

「ちさとちゃんにカッコつけたってすぐにバレるだろうから、正直に言うね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちさとちゃんに惹かれ始めてる俺がいる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、8.6秒バズーカーのネタはこういうときに使うためのものだったんですね。
ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん♪

 

かなり古いけど、百恵ちゃんでもいいかな。
ちょっと待って!プレイバック!プレイバック!

 

 

 

 

 

 

・・・って、

 

おいおいおいおいおい!!!

 

ちょっと待て!!!!!

 

ちょっっっと待て!!!!!

 

 

明梨ちゃんはァァア!!!!!

 

明梨ちゃんはどうしたァァアアア!!!!!

 

 

明梨ちゃんを想ってめちゃくちゃ悩んでたやん!!!!

俺もうどうしたらいいか分からない(><)とか言ってたやん!!!!

 

 

ちなみに、このときまでに私と利輝さんはお店で何回会っていたでしょう?

 

10回?

 

20回?

 

30回?

 

 

 

 

 

 

2回!!!!!!

たったの2回!!!!!!

 

初めて会った日から2週間も経ってない!!!!

 

 

 

明梨ちゃんのことはどうなったんだァァアアアア!!!!

 

 

 

「明梨ちゃんのことはもちろんまだ好きだよ。簡単には忘れられないし、ちさとちゃんに乗り換えるというわけじゃない。でもちさとちゃんと会いたい、もっと話したいと思うんだけど、ダメかな?」

 

 

 

えーーーーーーーっと????

 

両方好きってことなのかな????

 

 

 

とりあえず、「私はまだ元彼と別れたばかりなので、今は利輝さんの気持ちにお答えできません」と断ってみる。
(「でも私も利輝さんともっとお話ししたいと思ってます」と添えて)

 

 

「分かった。正直に言ってくれてありがとう。プロっぽいキャバ嬢なら、上手に恋愛ゲームを提供するのかもしれない。でも俺は自然体のちさとちゃんだから魅力的だと思うんだ」

「失恋を忘れられるように俺が力になるよ。ちさとちゃんが俺の話を一生懸命聞いてくれたように」

「俺は諦めないよ(^^)」

「登る山が険しければ険しいほど、燃えるってもんだ!」

 

 

えーーーーーーーっと????

 

だから…両方好きってことなのかな????

 

しかも、2人の女性を好きになったことに対して特に葛藤とかそういうのはない感じ??

 

 

 

利輝さんは、まっすぐで不器用で、熱血人間。

その熱がまさか自分に向けられることになるとは。

 

 

これを上手く手のひらで転がし、お客様としてお店に通わせ続けるスキルが果たして私にあるのか?

 

こ、乞うご期待・・・・・

 

 

 

ということで、今回はここまで。

お読みくださってありがとうございました。

 

 


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