こんにちは。
知沙都です。
ガールズバーとキャバクラで働き始めて、約4か月。
私はようやく利輝さん(キャバクラ)、森野さん(ガールズバー)、たまっち(ガールズバー)という3人の指名客様をゲットすることができました。
水商売は「人気次第で浮き沈みする」ものなので、水の底から少しだけ水面の方に近付いたといえるでしょうか(笑)
実際、キャバクラでずーーーっと指名がないのはなかなか惨めなものです。
売れっ子さんのサポートばかりだし、店内が空いてくると早い時間で上がりにされてしまうし。
指名している嬢にしかドリンクはあげないというお客様もいますので、お給料もあまり稼げません。
しかしながら、3人の指名客様ができたことで、わずかながら希望が生まれます。
私みたいなのでも全くダメということはないらしい。
ちょっと頑張ってみようかな・・・?
とはいえ、キャバクラではどう考えても戦える気がしない。
自分の接客スキルを伸ばしたいという向上心はあれど、キャバクラでの指名争いについては半ば諦めて開き直っていました。
毎月発表される売上ランキングで最下層にいても、「まぁそんなもんだよね」と。
私は若くもないし可愛くもない、そのうえ未経験、たったの週2出勤。
すでにお客様をたくさん持っているベテランキャストたちには敵わない。
では、私が働いているガールズバーならどうか。
数年続けてるベテランは多いけれど、接客の質とか指名にこだわってるキャストはいなくない?
いるとしても、ごく一部じゃない?
前店長・タケさんが「キャストにプレッシャーを与えない、営業活動を強要しない」という方針でしたからね。
そもそも、この当時はまだ私のお店に指名制はなかったですし。
お客様の方から「○○ちゃんを付けて」と希望を言われれば応じますが、基本的には全員フリー扱い。
キャストへの売上バックも一切なし。
店長が営業活動を推進しない、指名制&売上バックがない。
そりゃあ誰も「自分のお客様」を増やそうとしないわけだ。
うん。この現状なら、私でも戦える余地はあるかな。
新店長の小関さんはどんどん営業しろって言ってるし。
指名制がないのは店長じゃなくて会社が決めてることだから、売上バックがないのは変わらないけど。
また、私はちょうどこの頃に昼職で勤務地と勤務曜日の変更がありました。
→昼と夜のダブルワークで、ガールズバーに週7出勤していた頃の話
そのおかげで、土曜日は24時からでないと間に合わなかったのが、21時から出勤できるように。
さらにはその勢いで、今まで休みにしていた金曜日も出勤にしてしまえ!!キツかったら減らせばいい!!ということで、ガールズバーが週4→週5に。
昼職・ガールズバー・キャバクラで、週休ゼロになりました。
月 昼職・ガールズバー
火 キャバクラ
水 昼職・ガールズバー
木 昼職・ガールズバー
金 昼職・ガールズバー
土 ガールズバー
日 キャバクラ
こんな感じ。
昼4・夜7ですね。
夜の仕事で金・土に出勤できるかどうかは非常に重要。
売上に大きく大きく関わります。
ちなみに。
この当時はガールズバーに指名制がなかったのに、森野さんやたまっちを指名客様と呼ぶのはどういうことなのか?
これはつまり「ちさとちゃん目当てで来たよ」と言ってくれるということです。
後に指名制が導入された際には、そのまま指名客となってくれます。
さて。
ガールズバーで手探りの営業活動が始まります。
まずは、自分が接客したお客様と積極的に連絡先を交換すること。
お客様が帰っていったら「来てくれてありがとうございました」とメッセージを送る。
そこからずっとやり取りが続くか、2~3往復で終わるかはお客様による。
たまに「飲みに来ませんか」とかお店にお誘いする。
「行く」と返事が来たら、ぅおおおっしゃあああああキタアアア!!となります。
とはいえ、すっぽかされたり忘れられたり、ドタキャンされたりすることも多いので、この段階ではまだ喜べませんけどね。
当日は店長の小関さんに「○○さんが△時頃来てくれます」と伝えて。
来てくれたら、ここで本当のガッツポーズ(あくまでもこっそりと)。
楽しんでもらえるように頑張って接客して。
帰っていったら「来てくれてありがとうございました」とメッセージを送る。
基本はこの繰り返し。
前店長タケさんの教え子キャストたちは営業に積極的でないので、小関さんは私がお客様を呼ぶことに成功すると「ちさと、すごいじゃん」と褒めてきます。
キャストがお客様をどんどん呼ぶようになってお店が繁盛すれば、新店長である小関さんの評価も上がりますからねー。
てか、いつの間にか当たり前のように「ちさと」って呼び捨てされてるし(-_-)
マメな営業活動をするようになると、受け身でいた頃とは少しずつ変わってきます。
決まった曜日に必ず来てくれるお客様ができたり。
お客様の方から「今日何時から出勤してる?」と連絡をくれるようになったり。
来てくれたお客様が帰ろうとしているところに別のお客様から「今から行く」と連絡が入って、すぐに次のお客様に付くことができたり。
自分でお客様を呼んでいないキャストは休憩のまま。
接客中に別のお客様が来てしまうことも。
「かぶり」というやつです。
2人のお客様に同時に接客することはできないので、私が1人のお客様に付いている間、もう一方のお客様には別のキャストに付いていてもらいます。
これが「ヘルプ」。
冒頭で「キャバクラで私は売れっ子さんのサポートばかり」と書きましたが、つまりはヘルプばかりだったということ。
指名がかぶっているときには、指名キャストが付くことができていない方のお客様に対して、別のキャストが代わりに接客するのです。
(指名キャストは、約15~20分ごとに指名をもらっているお客様の席を行き来します)
先述の通り、営業してお客様を呼ぶことができても売上バックはありません。お給料には反映されない。
でも、他の女の子はいろんなお客様にぐるぐる順番に付いている中で、私は自分のお客様にずっと接客できる。
「どの子でもいいよ」というお客様が多い中で、「ちさとちゃんと喋りに来たよ」と言ってくれる。
かぶりが発生すれば、他のキャストにサポートをしてもらえる。
これはなかなか・・・
き・・・
き・・・
き・・・
気持ちいいやないかい・・・
自分が他のキャストよりスゴいみたいな、ちょっと特別になれたような、お客様から認められたような。
とにかくめちゃくちゃ気分がいい。
最高やん。
もちろん、いきなりどどーんと自分のお客様が増えたわけじゃないですよ。
最初は一人二人です。
連絡先を交換して営業しても、前向きな返事がもらえなかったり。
一度は呼べたけど、リピートしてもらえなかったり。
ぱたっと連絡が途絶えたり。
でも、お客様が来てくれたときの嬉しさはたまりません。
例えば、こんなことがありました。
まだ終電前なのにお店が空っぽ。
小関さんに「ちさと、誰か呼べそうなお客さんいない?」と言われ、2~3人にお誘いの連絡を入れてみる。
すると、そのうちの1人から「じゃあ行こうかな」と返事が。
「小関さん、◯◯さんが来てくれそうです」
「まじで!?助かるわ~」
その後、しばらくしてそのお客様がご来店。
普段は、お客様が入ってくると「誰が付くのかな?」という空気がバックヤードに漂います。
店長から「みゆ行って」「さくら付いて」と指示されるのを待つのです。
でも、私が呼んだお客様ですから。
私が呼んだお客様ですから。(大事なことなので2回言いました)
「ちさと、◯◯さん来たよー」
「はーい」
気持ちいいわーーー。
すっごい気持ちいいわーーー。
お客様が、他の女の子ではなく私に会いに来てくれる。
この嬉しさと優越感・・・
私はたちまち虜になりました。
今まで何度も書いている通り、私(たち)は小関さんのことが嫌いでした。
上から目線で偉そうだし、常に自分をアピールすることしか考えてないので。
でも、水商売においては私より経験豊富。
営業の仕方で迷ったときには、積極的に相談しました。
小関さんに教えてくださいとお願いするのは嫌だけど、それでお客様が増えるなら何てことないわ。(私もだいぶ性格が悪い)
そういえば、小関さんに「男にとっては絶対スカートの方がいいに決まってんだろ」と言われたのもこの頃だったかもしれません。
それ以来、私はスカートかショートパンツしか穿かなくなりました。
こうして少しずつ、少しずつ、ただの垢抜けない女から水商売のキャストらしくなっていきます。
ではでは、今回はこの辺で。
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