こんにちは!
知沙都(ちさと)です。
なかなかコロナ禍が収束せず、どこか息苦しさを抱えたままで進む毎日。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
冬が近付いておりますので、体調には十分気を付けてくださいね。
さて、コロナ禍で必需品になったものといえばマスク。
電車の中でマスクの着用を巡ってケンカが起きた、というようなニュースを皆さんも何度か見かけたと思います。
公共の場では赤の他人同士が同じ空間にいるので、ちょっとしたことで揉め事になってしまうケースがしばしば。
実はガールズバーもそうなんです。
お客様みんながお酒を飲んだ状態であること、お客様同士の距離が近くて境界が無いことなどから、お客様同士のトラブルがちょくちょく起こるんですよね。
今回は私の働くRed Moon Bar(レッド)で実際に起こったお客様同士のトラブルをいくつかご紹介しようと思います。
殴り合いになったとかまではいかないですが(笑)、いろいろなことがありました。
1つめ。
来店すると毎回必ずカラオケをする、カラオケ好きなお客様。
それ自体は別にいいですし、珍しくもないのですが、彼はお酒が回ってくると少~し面倒なところがありました。
カラオケ好きなので仮に「唐尾(からお)さん」としましょう。
終電もなくなった深夜に唐尾さんが来ていたときのこと。
その日は周辺のどこのお店も客入りが悪く、早く閉めた別のガールズバーの女の子たちがレッドに遊びにきました。
仕事を終えた彼女たちは解放感でいっぱい。
みんなで楽しそうにお酒を飲んでいます。
一方、いつものようにカラオケを何曲も歌う唐尾さん。
しかし、曲が流れている途中で
キャハハハハ!!!
と女の子たちの笑い声がうるさい…
ガールズバーの店内は基本的に騒がしいものですが、確かにこの女の子たちの笑い声はかなり耳障りだったかもしれません。
「流行りの唄も歌えなくて~♪」
キャハハハハ!!!
「早く忘れるはずのありふれた別れを~♪」
キャハハハハ!!!
「シングルベッドで夢とお前・・・」
ギャッハハハハ!!!
すると、歌っていた唐尾さんが突然
「うるせぇんだよおおお!!」
ガンガンガン!!!
(マイクでテーブルを叩く音)
「聞こえねぇだろうがよおおおおお!!!」
ガンガンガン!!!
「俺のカラオケが!!」
ガンガン!!
「聞こえねぇんだよおお!!」
ガンガンガンガンガン!!!
おいおい、マイク壊れますがなー!(汗)
突然のガチギレに店内は凍りつきました。
女の子たちも絶句。
これは我々お店側が悪いですけどね…
近隣のガールズバーの女の子たちは半分身内みたいなところがあるので、もう少し声のボリュームを落としてもらうよう言うべきだったな。
結局その後女の子たちは帰っていき、ケンカにはならずに済みました。
カラオケ関連ではこんなことも。
私の接客していたお客様は以前学校の先生をしていた方でした。
店内では別のお客様がカラオケをしていたのですが、私は特に気にしておらず。
ところが、その元先生のお客様が私に突然「この歌は俺のことを言っているのか」と。
驚いた私がカラオケの画面に流れる歌詞を見ると、何やら学校の先生を馬鹿にするような内容。
歌っているお客様が元先生のことを知っているはずもなく、ただの偶然だったのですが、気分を悪くしてしまってフォローするのが大変でした…(汗)
2つめ。
これは「利輝さん」のお話。
利輝さんとは私のエース様(最もお金を使ってくださる指名客様)で、このブログにも何度も登場しております。
レッドにはお客様用のお手洗いが1つしかなく、お店が混んでいるとトイレ待ちが出てしまうことがよくありました。
土曜日に利輝さんが来店してくれたときのこと。
この日はかなり混んでいました。
席を立ってお手洗いに向かった利輝さん。
ところが、利輝さんがお手洗いに入ろうとドアを開けると、なんと中には別のお客様が。
鍵を掛け忘れていたのです。
利輝さんはスイマセンと一旦戻ろうとしましたが、中にいたお客様が
「てめぇ!人が入ってるときにドア開けやがって!!」と怒り出してしまいました。
※幸い(?)用を足すのは終わっていたようです
酔っているとはいえ、そんなことを言われても困ります。
鍵が掛かっていなければ普通は気付かずに開けてしまいますよ。
利輝さんは冷静に「俺はノックしないで開けちゃってごめんなさい、あなたは鍵を掛け忘れてごめんなさい、でお互いごめんなさいでいいじゃないですか」と言ったのですが、そのお客様の怒りは収まらず。
結局、そのお客様を男性スタッフがなだめて延長させずに帰らせ、その間私と利輝さんはしばらく店外に出て一緒にお散歩しました。
そのお客様はそれこそ利輝さんに殴りかかりそうな勢いで罵倒していたので仕方なく外に出ましたが、さすがに申し訳なかったですね。利輝さんは悪くなかったのに。
というか、今思うとそのお客様を外に引っ張り出した方が良かったような。
何で利輝さんに出ていてもらう判断になったんだっけ…
しかしながら、こういうときでもキレ返したり動揺したりせずに落ち着いている様子を見て、利輝さんのことを少し見直した出来事でもありました。
そう、恋愛さえ絡まなければ利輝さんはとっても良い人なんです(笑)
3つめ。
こちらは「ともやさん」ですね。
このサイトではなく、はてなブログの方に1回だけ登場しております。
何度も登場してもらうつもりだったのに全然書けていない方々がたくさん…笑
いつもは静かな平日の深夜にふらりとやって来ることが多いともやさん。
しかし、その日は店内が混んでいて、私も指名がかぶっていました。
普通空いているときはお客様同士がくっつかないように離れた席にご案内するのですが、混んでいれば混んでいるほどお客様同士の距離が近くなります。
満席になりそうなくらい混んでいる場合は、知らないお客様同士でも隣合わせに座っていただくことも。
その日はともやさんのすぐ隣にいわゆるパリピっぽいグループのお客様が座っていました。
席がぎゅうぎゅうで申し訳ないけど仕方ない…と思っていたところ、私がともやさんの席を外している間に事件が。
なんと、隣にいたお客様が
ともやさんの上着に
ライターで火をつけたのです。
ぎええええ(((°Д°;)))
燃え上がらなかったのが不幸中の幸いで、上着は少し穴が開いた程度でした。
しかし、一歩間違えば大惨事。
酔っていたとか悪ふざけが過ぎたとかでは済まされません。
警察が介入する事態となり、結局は示談に落ち着いたのですが、ともやさんは色々納得できなかった様子。
相手は「やってない」と言い張り、警察は「その上着の金額を弁償するってことで許してやってよ~」みたいな態度だったそうです。
対応に当たった店長の言動もともやさんの被害や心情に十分配慮していたとは思えず、まるで警察沙汰にしたともやさんが悪いかのようで傷付いたとのこと。
ともやさんはこれ以上責められる(ように感じる)のは嫌だと言って私にはあまり状況を話してくれず、なぜ火をつけられたのかは分からずじまい。
少なくとも隣同士で揉めたとか口論の末とかではなかったようです。
警察が来ているときに私も行けば良かったと後悔しましたが、現場を目の前で見ていなかった(別の指名客様の席にいた)ので何もできず…
私としても納得のいかない出来事でした。
お客様同士のトラブル対応は本当に難しい。
酔っていると話が通じにくいですし、ともやさんの一件のように店員側が状況の詳細を把握できていないこともあります。
とはいえ、冒頭にも書きましたが、ガールズバーの特性上トラブルを未然に防ぐことはできないでしょう。
お手洗いのドアを開けてしまった件から分かるように、店員が気を付けるのには限界があります。
お客様に不満や損害が残ったり、お店の悪い評判が立ったりしてはいけないので、とにかく誠心誠意対応するしかないのかな。
抽象的ですけども。
今の私が今回の記事で挙げたようなトラブルに遭遇したとして、果たしてきちんと収められるのかしら。
キャバクラを題材にした漫画だとキャストの女の子の神対応で一件落着みたいになりますが、怒り出してしまったお客様はもうすでに女の子の言葉なんて耳に入ってないことが多い気がします。
実際はそんな簡単には収まらないっていう。
うーーん…まだまだ勉強ですね。
ということで、今回はガールズバーで起こったお客様同士のトラブルをご紹介しました。
皆さんがお店に行かれる際には、くれぐれもお気を付けくださいませ。
ではでは、お読みくださってありがとうございました!
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