これぞ”神客”!! ガールズバーの素晴らしすぎるお客様

こんにちは!
知沙都(ちさと)です。

 

このブログでは今まで私がガールズバーで出会ったいろいろなお客様について書いてきました。

利輝さん、森野さん、たまっち、みっくん、篠ちゃん、ともやさん、桜木さん、上田さん…はてなブログの方にしか登場していない方も含めればもっとたくさん。
(ブログに登場する人物、お店などは全て仮名です!)

 

どのお客様も出会えて本当に良かったと思っていますし、お世話になったことは感謝してもしきれません。

 

ですが、今回は私のお客様の中で最も「良いお客様」だった、いわゆる「神客」についてお話ししていきたいと思います!

 

どどんっ!

初登場!健太さん~~~~!!

 

 

バースデーイベント編の最後で少しだけ触れたのですが、スランプを経て接客に対する意識を変えたら、指名客様がどんどん増えました。

定期的に通ってお金をたくさん使ってくれる太客様を新しくゲットできたおかげで、ライバル・あゆみさんとのNo.1争いにも勝利し続けることができたわけです。
(営業職にとっての契約本数みたいな感覚で“ゲット”と表現していますが、お客様をモノだと思っているわけじゃないですよ。)

 

その「新しく増えた太客様」の三本柱が篠ちゃん、桜木さん、そして今回ご紹介する健太さんでした。

 

健太さんは本当に良いお客様…というか本当にめちゃくちゃ良い人で、早く書きたかったんです!

ブログを始めて1年半以上経つのに、タイミングがなかなか無くてこんなに遅くなってしまいましたが…

 

 

健太さんが初めて私の働くRed Moon Bar(レッド)に来店したときは、一人で飲んでいてたまたまレッドに入った、みたいな感じだったと思います。

私は健太さんの2回目の来店時に接客する機会があり、連絡先を交換しました。

お店へのお誘い(要するに営業LINE)にも快く応じてくれて、3回目以降は指名で通ってもらえるようになります。

 

健太さんは、もうとにかく、とにかく良い人なんですよ。

 

30代後半でバツイチ(子無し)。

物腰が柔らかくて優しい。

飲んでもあまり変わらない。

 

酔うと本性が出るとよくいいますが、本性も良い人なんだろうな~って感じがしましたね。

 

お客様としても最高でした。

 

ドリンクをどんどん出してくれる。

指名がかぶっても不機嫌になったりしない。「お~、いってらっしゃ~い」と送り出し、「おかえり~」と迎えてくれる。

ヘルプの女の子にも優しいし、ヘルプの女の子にもドリンクをどんどん出してくれる。

週末にほぼ必ず来てくれる。

仕事が遅くなっても「顔出すよ」と来てくれる。

朝までいてくれることも多い。

同伴も喜んでしてくれる。

人当たりが良いので他のお客様とも仲良くなれる。

 

素晴らしすぎませんか?

 

私の不動のエース様(一番お金を使ってくれる指名客様)といえば利輝さんでしたが、利輝さんの言動には困らされることもよくありました。

利輝さんは「俺はただの客なの?」「俺と付き合ってくれる可能性はあるの?」みたいな、いわゆる典型的なガチ恋だったので…
(それでも最も感謝しているのは利輝さんですけどね)

 

健太さんはそういうのが一切ない!!

トラブルになる要素ゼロ!!

なのに、毎週来てくれてお金を使ってくれる!!

 

こんなに良いお客様、なかなかいらっしゃらないですよ。

 

健太さんは色々なお酒がお好きで、本格的なバーにもたまに行っている人でした。

レッドでもお店に置いているリキュールやジュースなどを組み合わせて、一緒に新しいカクテルを考案してみたり…

楽しかったなぁ。

健太さんが来てくれる日は、私が近所のスーパーで(自費で)チーズなどのおつまみを買ってお迎えするのがお決まりになりました。

 

 

優しくてお金を使ってくれるお客様なので、健太さんの指名をもらおうと狙っている女の子もちらほらいました。

 

レッドは決まった指名キャストのいるお客様と連絡先を交換してはいけないルールなんか無かったですし、いくらでも営業してOKだったので。
(それでも私はそういうのはやるべきではないと思いますけどね…ルール上問題無いとしても私はやられたら嫌だし、いがみ合いたくないので)

 

 

健太さんが通ってくれるようになって2か月半ほどたったある日のこと。

 

私が昼職を終えてレッドに出勤したら、店内に健太さんがいたんです。

後輩のAちゃんという女の子が接客していました。

 

 

え?

 

健太さんから今日行くよって連絡来てないんだけど。

 

何で?

 

指名替えされた?

 

こんなに急に?

 

 

一瞬で色々なことが頭に浮かびましたが、とりあえず「こんばんは~♪」と笑顔で挨拶だけして自分の仕事に入りました。

 

気にしてる素振りを見せるのはカッコ悪い気がして。

レッドの女の子たちも健太さんがいつも私を指名していることは知っていますからね。

何食わぬ顔で他のお客様と楽しくおしゃべり。

 

そうこうしているうちに、店内にいる健太さんからLINEが。

 

 

「Aちゃんが今日誕生日だから来てくれと言うので来てみたのでした(´・ω・`)」

 

 

あーーーーなるほど。

そういうことですか。はいはい。

 

私が指名かぶってるときにAちゃんに健太さんのヘルプについてもらったことがあったから、そのときに連絡先を交換したのね。

で、Aちゃんが営業かけたのね。
(健太さんからLINE送った可能性もなくはないけどたぶん違う)

健太さん優しいから、そういうのは断らなそうよね。

ヘルプのときAちゃんの印象が良かったのかもしれないしね。

 

健太さんの取り繕うようなメッセージを見て、指名替えするつもりではないというのは分かりました。

挨拶しかしなかったので塩対応すぎましたかね。

 

でもちょっと悔しかったので、翌日LINEを返すときに

「昨日は『良い誕生日でした』とAちゃん嬉しそうでしたよ。また今度、私のことも相手にしてね笑」って送っちゃった。悔しさダダ漏れw

 

それ以降は、健太さんが他の女の子を指名することはありませんでした。

 

 

数か月後、私は約2年働いたレッドを辞めることに決めます。
(厳密にいうと、レギュラーを退いて超レア出勤になりました)

 

辞める前月のある土曜日、健太さんと同伴でお食事へ。

確かそのときに、辞めることを伝えたんだったと思います。

 

その日は朝までレッドにいてくれて、営業終了後は健太さんと朝ごはんを食べに行きました。

18時~翌朝6時半頃まで12時間以上一緒に過ごしていたことになります。

お酒の力もあるとはいえ、まったく話が尽きないから不思議なものです。

 

レッドの近所にある24時間営業の定食屋さんで、私はカツ丼とか結構ガッツリしたものを食べたんだったような(笑)

 

お腹がいっぱいになって、じゃあそろそろ帰りましょうか、と定食屋さんを出ました。

日曜日の朝なので、駅までの道は人通りもまばら。

 

ゆっくりと会話しながら歩いていたとき、ふと言葉が途切れ、健太さんが

「ちさとさん」

と改まったように私に呼びかけました。

 

 

1秒ほどの沈黙。

 

 

その1秒の間に私は「あっ」と悟りました。

 

 

「好きだって言ったら迷惑ですか?」

いつもの穏やかな口調のままで健太さんが言いました。

 

健太さんが私を好きなことに対してはそこまで驚かなかったのですが、面と向かってストレートに言ってくるお客様だと思っていなかったので、私は準備をしていませんでした。

 

「えー迷惑だって言ったら(≧▽≦)??」

 

私は笑いながら即答してまともに取り合わず、あとはテキトーに話を繋いで駅で健太さんと別れました。

 

好きだと言われて素直に嬉しい気持ちもありつつ、苦しかったです。

応えることはできないので、あんなに優しくて私に良くしてくれる健太さんを傷付けることになるのかと思うと。

※モテ自慢ではなく、毎日たくさんの男性と会っておしゃべりしていれば、こんな私を好いてくれる人もたまにいるのです。日常では別にモテやしません。

 

それでも、「迷惑だって言ったら?」と返事するまでの0.01秒くらいの間に「対応を誤ったらここで関係が切れてしまって辞めるまで通い続けてもらえないぞ」と考えたのですから、冷たいというか、売上No.1の私らしいというか。

 

この返答が良かったとは全く思いませんが、幸い私のレギュラーラスト出勤まで通ってもらうことができました。

 

ラストの日は(別の記事に詳しく書く予定です)、非常に嬉しいことに指名客様も指名ではない常連様もたくさん来てくださって、本当にバタバタでした。

 

健太さんはレッドで一番高いシャンパンを入れてくれましたが、文字通り走り回っているような状況であまりゆっくりお話しする時間が取れず申し訳なかったです。

 

翌日、LINEで「ちさとさんがガチのお客に囲まれてるのを見て、俺ってフツーだったんだなって思った」と言われました。

おそらく利輝さんのことでしょう(汗)

 

フツーどころか、いつもいつでもめちゃくちゃ良いお客様、めちゃくちゃ良い人でしたけどね。

本当に感謝の言葉もありません。

 

健太さんは私がレア出勤になってからも来てくれましたし、今でもレッドに遊びに行きたいときに付き合ってもらったりしています。

 

たくさんお金を使ってもらった日はいつも「酔いが醒めてから後悔しないだろうか」と気になっていました。

レッドの平均客単価の3~4倍くらいの金額を毎回出してくれていましたから。

健太さんは酔いが回ると記憶が飛ぶタイプでしたし。笑

しかし、私のそんな心配をよそに「ちさとさんがまたどこかのお店で働くなら通うよ」と言ってくれるのが最高に幸せなのです。

 

 

「家に帰っても一人だし、この歳になると気軽に遊べるような友達もそんなにいないから、少しお金がかかってもそれで楽しい時間を過ごせるなら」

そう話す健太さんの日々にほんのわずかでも潤いをもたらすような存在でありたいなーなんて。

おこがましいけど、今でもそう思っています。

 

 

ということで、今回はここまで。

お読みくださってありがとうございました!

 

 

ガチ恋・利輝さんについてはこちら!
ガールズバーの太客様(1)

お金持ちの社長さん・森野さんはこちら!
ガールズバーの太客様(2)

 


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