芋女の成長を支えてくれた、ガールズバーで2番目の指名客様

 

こんにちは。

知沙都です。

 

前回はキャバクラで「利輝さん」というお客様と出会った日のことをお話ししました。

男性がキャバクラに来る理由は人それぞれ。初めての指名をゲットした日

 

利輝さんは職場の女性を好きになってしまい、彼女と同世代の女性に恋愛相談をしたくてキャバクラを訪れます。

 

利輝さん41歳、相手の女性は28歳。

利輝さんがバツイチだというのもあり、すでに一度振られている。

 

そんな難しい恋の話をしながらも、私と利輝さんは意気投合。

私の指名客様として、キャバクラに通ってくれるようになったのでした。

 

 

 

それから2~3週間後ですかね。

 

今度はガールズバーで初めての指名客様をゲットします。

それが「森野さん」。

 

もう1つのブログですでに書いていますので、そちらもお読みいただけると嬉しいです。

私の最初の指名客になってくれたお客様

森野さんは起業してバリバリ稼いでいる社長さん。

小学生と中学生(当時)の娘さんがいます。

若い頃から飲み歩くのが好きで、キャバクラにもよく行っていました。

 

お金持ちなので、どこのお店に行っても目をギラギラさせたキャバ嬢が近付いてくる。

実際お金あるし仕方ないよな~と思いつつ、あからさまなヨイショには飽き飽きしていたのだそう。

 

そんなときにガールズバーで出会ったのが水商売歴3ヵ月の私だった、と。

 

 

あ、キャバクラとガールズバーで立て続けに指名を取れたなんて書くと、水商売に慣れてきて開花したのかと思われそうですが。

 

この当時の私は謙遜でも何でもなく芋女です。笑

 

利輝さんと森野さんは、素人っぽい私をたまたま気に入ってくれただけで。

 

No.1キャストだって、初めからキラキラしていたわけじゃないぞ!

てか、最後までキラキラはしてなかった!笑

芋がトップに登り詰めることだってできるんだ。

 

これからガールズバーを始めてみようかなという女の子がもしこのブログを見ていたら、ぜひ勇気を出してね!笑

 

 

 

そして、芋女時代の私を評価してくれたお客様がもう1人。

 

利輝さん、森野さんと、このお客様の3人が私の初期の指名客様。

知り合った時期はほぼ同じ。

 

この3人のお客様がいてくれたおかげで、私は自信を持てるようになりましたし、自分に会いに来てくれる人がいることの喜びを知ることもできました。

 

 

奇しくも、店長がタケさんから小関さんに替わった時期とも重なっています。

 

売上や営業活動より、心穏やかに楽しく働けることを重視していたタケさん。

お店の利益が少なくても、キャストも時給以外あまり稼げなくても、アットホームで和気あいあいとした雰囲気が保たれていました。

すごくいいお店だったな。

 

 

一方、ボーイズバーの元キャストだった小関さんは違います。

 

積極的に営業して自分のお客様を増やし、どんどん稼ぐべき。

水商売の世界では売上こそが唯一にして最強の成果である。

 

小関さんはそう考えていました。

 

前回までの記事で小関さんのことを散々にこき下ろしましたが、もしタケさん時代が続いていたら、私はきっとNo.1にはならなかったと思います。

 

 

実際、タケさん時代はとても楽しくて働きやすかった。

キャスト同士の軋轢もなかった。

 

だけど、私の心に火は点いていませんでした。

体を突き動かされるような衝動も、絶対に譲るもんかというプライドも、タケさん時代の私にはありませんでした。

 

このタイミングで水商売の営業魂を教えてくれる店長と出会ったことは、私にとって大変大きな幸運だったなぁと思います。

(性格は大っ嫌いだけどね!!!!)

 

 

 

さて、だいぶ引っ張りましたね。笑。

 

芋女の私を気に入ってくれた3人目のお客様。

 

彼との出会いを思い出すと、どれほど胸が熱くなるか ―――

それを存分に伝えられない己の拙い筆が憎らしい(笑)(いや、まじで)

 

 

初めて話したあの日から、私のガールズバー物語をちょっとおせっかい気味に支え続けてくれた人。

 

 

 

 

 

それが「たまっち」でした。

 

誰だよ「たまっち」って。

そんなもったいぶって言われても知らんがな。

 

ですよね!

そんなあなたはこちらの記事もぜひ(笑)

キャストのドリンク問題(1)

 

簡単にまとめると、私の芋時代からの指名客様、親友、盟友、同志。

そして今はちょっとすごく早いけど天国にいらっしゃる

こんな感じです。ブログにはすでに何度か登場しています。

 

 

 

午前2時頃だったでしょうか。

 

平日で店内はガラガラ。

「暇になっちゃったね~」とキャストたちはバックヤードでのほほんと待機。

 

そこに、何やら大きめの買い物袋を持ったお客様が1人入ってきました。

 

小関さん「あれ?さっきの人じゃん」

 

キャスト「出戻りですか?」

出戻り:会計を済ませて一度出ていったお客様がその日のうちにもう一度来店すること

小関さん「うん。さっきはさくらが付いてたんだけど、」

 

さくらさんはその日は終電までのシフトで、すでに帰ってしまっていました。

 

小関さん「じゃあ、ちさと行って」

 

私「はーい」

 

 

まだ喋ったことがないお客様だなぁ。

さくらさんのお客様といえば、巨乳好きが多い。

さくらさんはキャストの女の子たちもむぎゅーっと抱きつきたがる、ふわふわおっぱ・・・

 

いやいや!そんなことよりも、さくらさんは当時の私が目標にしていた接客上手なお姉さん。

私で大丈夫かしらん・・・(汗)

 

そんな不安を抱えながら、カウンター越しに初めてたまっちと向かい合ったのでした。

 

 

 

「初めまして。ちさとです」

 

「あ、どうも」

 

「さっきも来られてましたよね?これ、今ド○キで買ってきたんですか?」

 

とりあえず、お客様が持っていた大きな荷物について話を振ります。

このお店から歩いて1~2分程度のところに某激安の殿堂がありました。

 

「そう。サーキュレーター」

 

「ああ!ウチもバックヤードにあります!冷房の風が入ってこなくて暑いので、店長がいつも扇風機代わりにしてますけど・・・笑」

 

「あー…あの新しい店長?どうなんすか?笑」

 

たまっちは、実はタケさん時代からの古い常連さん。

 

しかし、当時の私は遅い時間からの出勤ばかりだったし、ガールズバーではなくキャバクラの曜日もあったため、お互いを認識したのはこの日が初めてでした。

 

この日はサーキュレーターをどこに置いたらバックヤードに冷気を飛ばせるかという話から始まって、その後は私の昼職の話題に。

 

たまっちの知り合いに私と同業の人がいるそうで、大いに盛り上がりました。

 

というか、おそらくたまっちが芋オーラ全開の私を気遣ってたくさん喋ってくれたのだと思います。

 

 

 

素人感丸出しとはいえ「真面目に一生懸命系」の私をたまっちは気に入ってくれました。

 

そうそう、たまっちは別にさくらさんのお客様というわけではなかったそう。

むしろお気に入りは他の子でした。

 

 

その日、たまっちが帰る前にLINEを交換。

 

 

お店では名乗らなかったたまっちに対し、私が「これから何て呼べばいいですか?」と質問したところ、

 

「○○っていう名字なんで、たまっちかダーリンで!」

 

と返信が。

 

彼は40代前半ですよ。

「たまっち」じゃ可愛らしすぎるし、「ダーリン」もあり得ない。

 

もっと後の私だったら、たまっちの冗談に「どっちもおかしいわ!ww」とツッコミを入れることができたと思うんですけどねぇ。

 

しかし、当時の私はどう切り返せばいいか分からず、困り果ててしまって。

 

どうしよう…でも、よりあり得ないのは「ダーリン」だ!という判断により、私は

 

「じゃあ、たまっちと呼びますね!」

 

と返事を送ってしまいました。

 

 

こうして、冗談の通じない芋に冗談を言ってしまったために、彼は全く似合わないあだ名で呼ばれ続ける羽目になったのでした。

 

ちなみに「たまっち」はこのブログ用の仮名。

実際のあだ名とは異なります。

 

本当は…もっと変なんですよね…

たまっち、あの時はごめんなさい(笑)

 

 

さあ、私が芋女からNo.1へと成長していく土台が少しずつ出来上がってきましたよ!

 

水商売を始めて最初の3ヵ月は残念なくらい何もなかったのに、ここに来て3人の指名客様と、ガツガツ系店長が揃いました。

 

頑張れ私!

乞うご期待~!!笑

 

 


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