ガールズバーのバイトの女の子同士って仲良しなの?「レッド」の暗黒時代(4/5)

こんにちは!
知沙都です。

 

Red Moon Bar(レッド)の暗黒時代編、今回は第4回になります。
私の筆にもだいぶ恨みと憎しみが込もってまいりました(笑)

過去の3回はこちらからどうぞ。
第1回 第2回 第3回

 

 

前回までの内容を簡単にまとめますと、

 

系列他店舗からレッドに「しーちゃん(しおり)」というキャストが移籍してきます。

しーちゃんは若いけれど経験豊富・美人・歌がうまいなどハイスペック。

明るくフレンドリーな性格で、他のキャストや新しく入ってきた後輩たちともどんどん仲良しに。

 

しかし、しーちゃんは接客以外の面倒な作業は一切やらない。
そのうえ、仲良しのキャストを自分の指名客様の席で稼がせ、取り巻きをつくっていく…

 

こんな感じですね。

 

 

もうそろそろ「しーちゃん」ってちゃん付けするのやめようかな。
心の中ではずっと「しおり」と呼んでるので。

 

 

好き勝手に振る舞い、ラクして稼ごうとするしおり。

しおりはベテランで営業上手、お客様も多い。

そのうえ持ち前の社交性で後輩たちとも仲良しのため、誰も文句を言わない(言えない)どころか、キャストたちの間にも「自分が良ければ良い」が蔓延していきます。

 

私はしおりに注意できないことを情けないと思いつつ、モヤモヤを溜め込んでいました。

しおりが出勤の日はそれだけで少し気が重い。
「あーあ…今日しおりいるのか…急に休みになったりしないかな…」とか考えたり。

しおりがいなければちゃんとやる子もいましたのでね。

 

しかし、不満が蓄積していたのは私だけではなかったようです。

 

 

 

ある日、前店長・タケさん時代から残っていた数少ない私の先輩が「辞めることにした」と。

 

店長がタケさんから小関さんに替わって、ほとんどの先輩は退職か他店舗へ移籍。

小関さんがどんな人かというのは後述しますが、こちらもお読みいただけるとより分かっていただけるかと。

ガールズバーの店長就任早々、よくここまでやらかしたよね。っていう話。
感謝してるけど、大嫌い。2番目の店長の話

 

先輩の中で残ったのはわずか2人。
2人とも週1~2しか出勤していませんでしたが、暗黒時代のレッドでは私の心の支えでした。

そのうちの1人が辞めてしまうことになったのです。

 

辞めることになった先輩は優しく真面目な人で、ガールズバーのキャストとしてはおとなしい性格。

私が体験入店した日からお世話になっていました。
体験入店の記事にチラッと書いた、初めての接客のときに一緒に付いてくれた先輩なのです。

 

 

彼女が辞める前に、一度だけ2人で話した日がありました。

 

最近は昼職が忙しくてあまり出勤できないと言っていたけど、本当はそうではなかった。

手が空いてもみんな仕事をしてくれない。
やるとしても簡単な作業ばかりで、一部の子に負担が偏っている。

店長の小関さんもそれを注意せず、野放し状態。

 

「もうレッドに行きたいと思えなくなってしまった」
彼女のその言葉がとても印象的でした。

 

悲しかった。

 

タケさんがいた頃は、みんなレッドが好きで楽しく働いていたのに。
何でこんなふうになっちゃったんだろう。

 

 

彼女は普段からガツガツ営業をしておらず、指名客様も少なかったため、最終出勤日もイベントはしませんでした。

平日の静かなラスト。

それさえも、現役キャバ嬢キャストかおるちゃんが泥酔してお客様や小関さんに暴言を吐き、大暴れしてめちゃくちゃになりましたけどね。

 

 

これで残っている先輩はたった1人だけ、しかも彼女の出勤は週末のみ。

同期のメイちゃんは辞めてしまったし、この翌月にはリンちゃんも辞めてしまいます。

頼れる人がいなくなり、いっそう孤独な戦いとなりました。
(私がコミュ力低すぎなのも問題だけど)

 

それでもレッドで働くのが嫌にならなかったのは、良くしてくれたお客様のおかげでしょうね。
こうして改めて振り返ってみると本当にありがたいです。

 

 

 

では、この段階でレッドにいるスタッフたちをまとめてみましょう。

 

◎小関さん(社員・店長)
→立場は最も上だが、まだ入社1年未満。
しおりを高く評価しているため、悪く言わない(もしくは気付いていない)。

 

◎ちさと(筆者)
→レッドのレギュラーでは最も古株でしおりより年上だが、ガールズバー歴はしおりより短い。
売上No.1キープ中とはいえ、まだ2~3ヶ月だし、出勤日数が他のキャストより多いので実力は定かでない。

 

◎唯一残っているちさとの先輩
→キャストの中で最も古株で最年長だが、週末しか出勤しない。

 

◎しおり
→レッド歴は短いが、ガールズバー歴は長い。以前いた店舗での実績もそれなりにある。

 

◎その他キャスト
→レッドが初めての水商売という子が大半。

 

 

こうやって挙げてみると…やっぱりしおりに対してきちんと言うべきだったのは私だな…

でも、経験と実績においては私の方が劣っており、表立ってしおりと対立するのが怖かった。

誰かが必ず味方になってくれるという自信もなく。

くううううう!!!
本っ当に情けない!!!!

 

しかしながら、小関さんの「しおりを高く評価しているため、悪く言わない(もしくは気付いていない)」も大きな問題なんですよね。

 

小関さんはエベレストのように高い己のプライドを第一に考える人間です。

そして彼の脳みそは全てを自分に都合良く変換する便利なフィルター付き。
成功は自分の能力のおかげ、失敗は他人や環境のせい。

 

小関さんは水商売のプレーヤーとしての経験があるせいか、店長としてもなぜかやたら自信を持っていました。

また、小関さんが入社後に新人研修を受けていたのが、しおりが元々いた店舗。
敏腕店長が率いる、系列内売上トップの店舗です。

そのため、小関さんは、レッドのキャストの中でしおりだけは自分と対等に話ができるレベルと思っていたのではないかと。

 

しおりは小関さんにタメ語。
また、お会計の割引やキャストの動かし方など、本来は店長に裁量権がある事柄をしおりが主導するのを許していました。

そうやって小関さんがしおりを認めていると示すことで、しおりの悪影響がますます広がってしまうとも思わずに・・・

店長である自分の威厳も低下させることになるのにね。

 

万一、小関さんがしおりの身勝手さに気付いていたとしても、おそらく何も言わなかったでしょう。

(キャストみんなと仲良しのしおりを叱るという)嫌われ役を買って出るなど、まずありえない。

お客様をたくさん持っていて、自分に歯向かってこなければ、小関さんとしてはOKなのです。
私ですか?仕事に対する真面目さと熱量は小関さんに評価されていたと思いますが、納得いかなければ反抗するので、警戒されていたと思います。笑

 

 

 

こんな状況の中、希望の光が。

 

 

 

リンちゃんとメイちゃんがレッドに戻ってくることに!!!

 

 

…ん??
ついさっき、2人とも辞めちゃったって言ってたよね?

 

ええ、そうなんです。

 

私と同期入店のリンちゃん・メイちゃん。

先にメイちゃんが辞め、その約2カ月後にリンちゃんも辞め…

2人とも昼職一本で働くという理由で辞めたのですが、またレッドに復帰したのです。

 

キャストが辞めたり戻ってきたりを繰り返すのは、ガールズバーではよくあること。
別にいいんです。

 

 

何であれ、前店長タケさん時代からともに働いた2人が帰ってくる。

2人とも若いわりにしっかりしていたし、今レッドにいる新しいキャストたちよりも経験豊富。

しおりにとっては、おそらく影響力を及ぼしにくい相手。

先輩が1人辞めてしまったところだったので、ものすごく心強い!

てか、純粋に嬉しい!!

 

今いるキャストの中には、リンちゃん・メイちゃんと仲が良かった子もいます。
お客様の数だって、しおりに勝るとも劣らない。

 

私とリンちゃんとメイちゃん。

3人いればきっと戦える。

以前のように、みんながやるべきことをきちんとやる、それが当たり前だったレッドに戻せる。

また楽しく働ける日々がかえってくる。

 

 

しおりがレッドに現れた日から始まった暗黒時代に、私たちは終止符を打つことができるのでしょうか…?

 

次回、「暗黒時代編」最終回です。

最終回はこちら

 

 


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