ガールズバーの女の子は綺麗・可愛くないと売れないのか

こんにちは!
知沙都です。

 

 

今回は少~~~し書きにくいテーマなんですが、思い入れのある後輩キャストのお話です。

 

はい、こちらー!どーーん!!
「ガールズバーでは綺麗・可愛くないと売れないのか!!?」

 

容姿について評価するような発言って日頃の会話でも気を使いますよね(評価すること自体の是非もありますし)。

女同士だと特に。
「笑顔が可愛い☆」「癒し系だよね」とか顔立ちへの直接な言及を避けたり、それによって逆に「顔が可愛いとは思ってないんでしょ」と勘繰られることになったり。

 

いやーー難しいですわ。こういうの。

 

でも、女を売りにしている水商売、そしてそれをありのまま語るブログですから。
今回はできるだけ率直に書きたいと思います。

 

ただし、だからといってキャストに面と向かって心ない言葉をぶつけていいということではありませんので、お店に行かれる際にはご配慮をお願い致しますね。

 

 

さて。

綺麗・可愛くないと売れないのか?

 

 

結論からいえば、ノーです。

綺麗・可愛くなくても売れる。

何より、ずっとNo.1をキープしていた私が特別綺麗でも可愛くもないんですから。

 

親しい友人にガールズバーで売上トップであることを打ち明けても、「さすがちーちゃん!美人だもんね!」とか言われた試しがありません。
友人たちよ、ちょっとは言ってはくれてもええやないかい。

 

ただ、Twitterで私が「売上No.1だったんだよー!」と言っていると、やはり美人なのだろうと思われるようで。
(ええ、わざとです。ちやほやされたいんだもの。ネットの世界で美人のふりをしたってバチは当たりますまい)

 

顔が良ければ良いほど売れるわけではないとはいえ、ある程度は美人でないと稼げない世界なのか?

そうでないならば、美人でない子はどのようにして自分を売っていったのか??

 

以前「美人でも接客はちゃんとしましょうという話」という記事を書きましたが、今回はその逆バージョンみたいな感じですね。

 

 

ではでは。

 

 

はっきりとした時期は覚えていないのですが、私が働き始めてから1年ほど経った頃でしょうか。
Red Moon Bar(レッド)に「ゆかこちゃん」という女の子が入ってきました。

20歳!若い!
上記「美人でも~」の記事に登場しためぐみちゃんと同い年です。

 

めぐみちゃんは誰がどう見ても美人。めちゃくちゃ美人。
しかし、ゆかこちゃんはそうではなく・・・

 

あくまでもガールズバーのキャストとしての客観的な評価だと思っていただきたいのですが、お世辞にも綺麗なほうではありませんでした。

 

ゆかこちゃん本人もそれを分かっていたので、いじられても変顔で返したり、カラオケに合わせて踊ったり。

加えてちょっと個性的というか奇抜なファッションセンス。

そのため、お客様の中でもキャストの中でも「面白いブスキャラ」としてすっかり定着してしまいます。

 

 

お客様はともかく(良くないけど)、女の子たちまでゆかこちゃんのことを「ほんとブスだなーww」と笑い者にするのは正直どうなのかなと感じていました。

嫌がらせとかではなく、親しみを込めて言っているのは分かるんですけどね。

ゆかこちゃん本人が自分を可愛く見せようという気がなさそうなので別にいいのかなと思いつつ、本当は傷付いているのではないかと。

 

ゆかこちゃんはお客様の前ではピエロを演じているけれど、普段はとても素直で真面目、そして意外にも控えめな子です。

口に出せないまま、ガールズバーで働き始めたことを後悔してはいないだろうか、と私は少し心配していました。

 

当時の他のキャストが美人揃いだったわけでは決してありません。

私も例に漏れず平凡レベルです。

 

それでもゆかこちゃんだけがブスキャラ扱いをされていました。

 

 

しかしながら、一度見たら忘れられない印象を残すゆかこちゃんは、徐々にお客様の人気を集めるようになっていきます。

 

モノマネだろうが一発芸だろうが恥ずかしがらずに何でもやってくれる。

しかも歌がものすごく上手。

 

ゆかこちゃんは他のキャストが誰も真似できない、サービス精神旺盛なエンターテイナーだったのです。

 

特にグループのお客様の席にゆかこちゃんを投入すると、その強さは無双でした。
大盛り上がりで笑いが絶えず、お客様の滞在時間が長くなる、ドリンクも出る。

 

私も、ゆかこちゃんが一緒に付いてくれたおかげで、私の指名客様を含むグループの売上を大きく伸ばせたことが何度もありました。

これは、祝前日なのに客入りが悪く、困った店長から私に送られてきたLINEです。(この日私は昼職後24時から出勤でした)

 

私は見事売上を稼いでお店と店長を救うことに成功しましたが、私一人ではここまでお客様を楽しませることはできなかった、ゆかこちゃんのパワーはすごいや…と感動したものです。

 

とはいえ、この頃のゆかこちゃんはまだ名脇役というか「名助っ人」でした。

お客様たちからの認知度と人気は日々高まっていたものの、指名客様はほとんどいなかったのです。

 

しかし!

 

私がレギュラーを引退してレア出勤(2~4ヵ月に1回、まとめて3日程度)になってからですが、ゆかこちゃんはレッドの主力に成長。

同い年の美女めぐみちゃんに勝るとも劣らない存在感を示すようになっていました。

 

 

レア出勤で久しぶりにゆかこちゃんに会ったとき、びっくりしましたもん。

 

相変わらずの個性的ファッション。

でも髪型と…メイクも少し変わった??

 

いや、具体的にどこが変わったかなんてどうでもいい。

 

 

何か分からんけどめちゃ可愛くなってる!!

 

わざわざ言うのは申し訳ないと思いますけども、顔立ちは別に変わらないんですよ。整形をしたわけでもなく。

 

でも間違いなく可愛くなってるし、オーラが違う!!!

 

ブスキャラだから明るさと面白さで勝負するしかないんです、っていう感じじゃなくて、笑顔に自信が満ち溢れてる!!!

 

自分を棚に上げて言いますが、お客様からもキャストからもブスと笑われていた女の子がここまで化けるもんなのかと…

 

 

実はレッドで働き始めるまでは男性と付き合ったことがなかったというゆかこちゃん。

 

ガールズバーで毎日たくさんの男性と会い、女の子たちに揉まれ、自分がどう見られるのかを感じるようになり…

そんな中で少しずつ変わっていったのではないかなと思います。

 

 

私は、レギュラー時代(昼職の繁忙期で出勤が少なくなる月を除いて)月間売上で誰にも負けたことがありませんでした。

 

また、レア出勤になってからも、出勤したその日の売上ではずっと1位を取っていました。

 

それが、レア出勤のたった1日だけ負けたのです。

 

ゆかこちゃんに。

 

生き生きと働くゆかこちゃんの成長を素直を嬉しく思う反面、正直めちゃくちゃ悔しかったですね。

 

レギュラー時代とレア出勤時代の全てを通して、私が勝ちにいって負けたのはゆかこちゃんだけです。

 

 

まあ、ここまでなら「何だよ、ゆかこちゃんを褒めるふりして自分のすごさを自慢したいんだろ」と思われるかもしれません。

 

まだあるんですよ。

 

 

ゆかこちゃんがレッドを辞めることになり、迎えたラスト出勤。

 

その日はレッド史上最高売上を叩き出し、キャストたちからも手作りのアルバムなどをプレゼントされ、それはもう盛大なイベントになったのだそうです。

 

本人からその話を聞いたとき、誰からも愛されたゆかこちゃんが心底羨ましいと思いました。

悔しいなんて言えないくらい、ただただ羨ましかった…

 

 

 

ゆかこちゃんから見たら、きっと私は「すごい先輩」でしょう。

 

でも何だろう…

私が持っていないものを、一生かかっても手に入れられそうにないものを、たくさん持っている女の子でした。

 

最近ではもう連絡を取り合っていないので、どこでどうしているのかは全く分かりません。

水商売はたぶんもうやっていないと思いますけどね。

 

元気に、ゆかこちゃんらしく頑張っていることを願っています。

 

 

それでは今回はここまで。

お読みくださってありがとうございました!

 


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