こんにちは!
知沙都です。
来てしまった。
ついに来てしまった・・・
売上絶不調の中、いよいよ誕生日のある月を迎えます。
前回・前々回の記事をお読みになっていない方はこちらから!
ガールズバーのバースデーイベント(1/4)~誕生日を前に訪れたスランプ~
ガールズバーのバースデーイベント(2/4)~売上目標に…届かない!?~
バースデーイベント。
キャストにとっては、1年間で最も売上を稼ぎたい、稼がなければならない日。
私の場合、当時はRed Moon Bar(レッド)で無敵の売上No.1だったので、他のキャストたちから注がれる視線も非常に気になるところでした。
それなのに、こんなにお客様を呼べない状態で誕生月に入ってしまうなんて…
「ちさとさんはNo.1だから、イベント当日はお客様たーくさん来るのかな」
「でもぶっちゃけ、最近ちょっとお客様減ってるよね…?」
そんな会話が聞こえてくるような気さえしました。
レッドの店内には電飾付きのブラックボードがあります。
それに月ごとのイベントを書いていました。
〇日・△日 JKコスプレday!
□日~☆日 カラオケ無料week!
こんな感じですね。
そこに私の誕生日も書いてもらうことになったのですが、私はとにかく自分のイベントでコケるのが怖くて怖くて。
情けないなと思いつつも、「あんまり自信ないから、小さく書いて」とお願いしたほどでした。
大々的に宣伝して失敗したら恥ずかしいんですもの…
バースデーイベントの営業はどのようにすれば効果的なのか、今でも正直よく分かりません。
店長に相談すれば良かったのかもしれませんが、当時はそもそもその発想がなかった。
店長の方からも特に何も言ってもらえなかったですし。
とりあえず連絡先を知ってるお客様みんなにLINEやメールを送りまくって、ぜひ来てくださいねとお願いしました。
しかし、あまり手応えがなく、不安が募る毎日。
先に結果を書いてしまいますと、誕生日のお祝いとして来店してくれたお客様の数はそれなりに多かったです。
しかし、
お客様たちはみんな「当日は店が混んで指名がかぶるだろうから」と言って、
バースデーイベント当日には全然来てもらえなかった。
私が主役のイベントを成功させたい!
それを応援してほしい!
かぶるかもしれないけど頑張って楽しませる!
だから当日に来て!!!!
…みたいなニュアンスの営業が必要だったのでしょうが、私はそれが上手くできなかったんですよね。
私のエース(一番お金を使ってくれるお客様)である「利輝さん」は、誕生日当日にこだわってくれるだろうと期待していました。
しかし、「ちさとちゃんを独り占めできないと嫌だし、ちさとちゃんを好きな他の男たちを見たくないから別の日にガッツリお祝いする」と。
バースデーイベントなのにエース様に来ていただけないなんて…
私はイベント当日の来客予定をなかなか立てられず、「賢くん」に泣きつきました。
賢くんのことは以前「ガールズバーの女の子とお客様が付き合うことはありますか」の記事に書きましたね。
私がベタ惚れしていて、おそらく両想いだった指名客様です。
のちに転勤のため引っ越してしまいましたが、当時は毎週末にほぼ必ず通ってくれていました。
イベント当日、残業で疲れていたようでしたが、私の出勤時間に合わせて来てくれた賢くん。
1人だけでもシャンパンを入れてくれるお客様がいれば最低限の格好はつく…!
ということで、賢くんにシャンパンをおねだり。
「賢くんってちさとさんのこと好きだよね~」というのは他のキャストたちもみんな知っていたので、せめてその人だけでも来てくれて良かったと安堵しました。
しかし、これではNo.1キャストのバースデーイベントとしては寂しすぎる。
もっとイベント感を出さなくては。
いつも違うちさとを演出しなくては。
でもお客様が来てくれないのはどうにもならない。
こうなったら、
飲みまくって酔いまくって狂うしかない!!(え)
私の指名客様ではありませんが、その日来ていた常連さんが誕生日祝いにシャンパンを入れてくれました。
私はそれをラッパ飲み。
そして謎の大騒ぎ。
普段はそんなこと絶対にしませんよ。
お行儀悪いし。
私、シャンパンめちゃくちゃ苦手だし。
そう。何を隠そう、私はスパークリングも含めてワインが苦手なのです。
テキーラの方がマシかもしれないと思うくらい。
シャンパンをボトルでラッパ飲みなんて、そんな飲み方をして無事でいられるはずがあろうか。
いや、ない。
それでもさらにシャンパンをラッパ飲み。
倒れそうになりながらラッパ飲み。
そして謎のハイテンション。
頭が痛くなったり気持ち悪くなったりすることはあっても、基本的に「酔っ払う(言動が変わる)」ことはない私。
しかし、この日だけは完全に酔っ払ってしまいました。
頭ぐわんぐわん、胃の中ぐーるぐる。
酔いを醒ましたかった私は、営業時間中にも関わらず、賢くんを連れて店外へ散歩に出かけます。
じっとしているより、涼しい風を浴びて歩く方が早く醒めるんですよね。
「おいおい、お前のバースデーイベントをやってるんじゃないのか?」って話なんですが、指名客様で来てくれたの結局賢くんしかいなかったんですよ。
もーいろいろヤケクソ。
賢くんと外に出て歩くこと10分。
いや、歩くのがしんどくて途中で何度も座ったりしていたので、もっとかかったかな。
向かった先は「Ocean(オーシャン)」でした。
以前一度だけ記事に登場した、仲良くさせてもらっていたビアバーです。
外で待っててと賢くんに告げ、私はふらふらとオーシャンの店内に入っていきます。
すると、たまにレッドにも来てくれる常連さんがカウンターに座っていました。
頭イッちゃってる私は、あろうことかその常連さんに「あ~○○さんこんばんは~♥レッドにも来てくださいね~♥」と声をかけてしまったのです。
ああ…酒のせいにしてはいけませんね…
私って本当に大馬鹿野郎です。
後日、オーシャンの店員さんや話を聞いた他の常連さんに「オーシャンの店内で客引きするな」とこっぴどく叱られました。
いや、酔っ払った状態でオーシャンに入ったこと自体もうアウトでしたわ。
はあ…もう…
本当はこんなところで晒したくないくらい恥ずかしすぎる失敗談です。
でもガールズバーで働いた私のありのままを綴るブログですから…これからガールズバーで働いてみたいと思っている方のお役に立てば…(こんな阿呆すぎるエピソード、誰の役にも立たんわ!)
オーシャンを出てからもずいぶん歩きましたが、酔いは一向に醒めず。
ほとんど賢くんに引きずられるような形でレッドに戻り、カウンターの椅子に座り込んでしまいます(本当はキャストは客席に座っちゃダメ)。
これまた頭おかしすぎるんですが、「ごめんね、賢くんごめんね」と隣に座る賢くんの手を握ろうとする私。
「おい、店だぞ」と賢くんに呆れながら叱られる。
その後はリバース地獄。
そして撃沈。
レッドのバックヤードで寝てしまっていた私は、昼の11時頃にようやく目を覚ましました。
気付けばストッキングのお尻の部分がビリビリ。散歩中にあちこちコンクリートの上に座ったせいですね…
しかもイヤリングが片方なくなってるし。
今まで生きてきた中で、本当に酔っ払ったのはこの日だけですね。
それでも記憶は飛ばないので、こうしてブログに書けるくらい自分の醜態をよく覚えています…
こんな感じで、一切いいとこ無しのバースデーイベントとなりました。
思い描いていた「No.1のバースデー」とはほど遠い…
来てくれたのは賢くんだけだったので、売上も全然伸びず。
では、冒頭で「誕生日のお祝いとして来店してくれたお客様の数はそれなりに多かった」と書きましたが、誕生日のあった月の売上の合計はどのくらいだったのでしょう。
イベントは失敗でも、お祝いに来てくれた方がたくさんいたのなら、かなり稼げたのでは…?
いいえ、ぜーーんぜんダメでした。
前回・前々回の記事に書いた1か月の売上目標には一応届きましたが。
でも、売上目標プラス3万円ほど。
誕生月だったというのにめちゃくちゃギリギリ。
バースデーイベント当日以外でお祝いに来てくれたお客様は、ケーキやお菓子、お酒、アクセサリーなどをプレゼントしてくれました。
しかし、シャンパンを入れるなどのお金をあまり使っていただけなかったのです。
お祝いに来てくださったこと、プレゼントを用意してくださったこと、今でもその時の感謝の気持ちは忘れません。
ただ、ガールズバーのキャストとしては自分の誕生日を利用して売上を稼ぐのが仕事なので、少し情けない結果となってしまいました。
日頃からドリンクを出してもらうアプローチが下手だった私が、誕生日だからって上手くやれるはずなかった…
てか、「それなりに多かった」と書いたけどきっと多くはないな。笑
具体的に何人とは書きたくないくらいの数ですし。
ということで、スランプを抜けられないまま迎えたバースデーイベントのお話でした。
集客できなくて大失敗、そのうえ仲良くしてもらっていたお店に迷惑をかけるというオマケ付き。
今思い出しても溜め息が出てしまいます…あーあ…
イベントは終わりましたが、バースデーイベント編、あと1回だけお付き合いくださいませ。
ではでは、ここまでお読みくださってありがとうございました!
ガールズバーバイト経験者のあなた。
1記事500円でガールズバーバイトの記事を書いてみませんか?
このサイトはこれからガールズバーのバイトを考えている子や、現在ガールズバーバイトをしている子に向けて
色々な方からの体験談や、ガールズバーバイトの良い所、悪い所、楽しかったこと、辛かったことなどを色々載せたガールズバーバイトの記事で日本一役に立つサイトにしたいと思っています。
より多くの記事があることでこのサイトはより良いものになっていきます。
そのためにあなたの力が必要です。
詳しくは下記のラインからご連絡頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
代表 山本
コメントを残す