ガールズバーバイトでアフター。行く?行かない?

こんにちは(*^^*)

知沙都です。

 

今回は「アフター」についてのお話です。

※働き方改革の流れに逆行するようなことを書くかも。笑

 

アフターとは、お店の営業時間終了後に、キャストがお客様と一緒に食事をしたり、遊んだりすること。

深夜や早朝なので、カラオケ、24時間営業の飲食店、他のガールズバーなどに行くことが多いです。

 

 

キャストがお客様と店外で会うサービスとして、よく一緒に挙げられるのが「同伴(出勤)」ですが、アフターと同伴はさまざまな点で異なります。

同伴(出勤):お客様と一緒に食事などに行き、そのままお客様を連れてお店に出勤すること。
夕方待ち合わせをして夕食を一緒に食べるパターンが一番多いと思いますが、もっと早い時間から会って、例えば映画を見に行ったりすることもあります。

 

 

同伴とアフターの違いをざっくり挙げますと

 

・同伴はお客様が同伴料を支払い、キャストにもバックが入るが、アフターにはそれらがない

・お客様もキャスト自身も酔っ払っている場合があるので、注意が必要

・同伴では、店外で過ごせるのはキャストの出勤時間までという制限があるが、アフターにはない(仕事や用事があるなど、キャスト自身で制限時間の理由を用意しておく必要あり)

・働いて飲んだ後なので、眠い、疲れている

 

 

こんな感じなので、同伴は喜んで行くし自分からも誘うけど、アフターは行きたくないというキャストが多いです。

多いと断言していいかは分かりませんが、少なくとも私が働いていたガールズバーでは嫌がる子が大半だったなぁ。
漫画「お水の花道」では、当たり前のようにアフター行ってたけど・・・

 

 

 

いつかガッツリ記事にしたいと思っているんですが、私と毎月売上争いをしていた「あゆみさん」というキャストがいました。

確か当時22歳くらい。

 

私の指名客様が、職場の人たちを連れて合計8名様で来店してくれた日のことです。
(8名中5名はご新規様)

 

彼らは平日休みのお仕事。

確かこの日は木曜日だったと思うのですが、翌日がお休みということで朝までずっとお店に居てくれました。

 

その8名様の席に、あゆみさんも一緒に着いていたのです。

しかも、お客様とめちゃくちゃ盛り上がってる。

 

 

閉店時間の朝5時になり、お客様たちが

「この後俺たち朝メシ食べてから帰るけど、みんなも来る?先に行ってるから、店の片付け終わったらおいでよ」

と誘ってくれました。

 

私はもちろん行きます。

私の指名客様とそのお連れ様ですからね。

それに、朝まで居て合計数万円使ってくれて、その上朝ごはんまでご馳走してくれるなんて、すごく嬉しいじゃないですか。

 

朝ごはん代が浮くからじゃないですよ。
(それももちろん有り難いけど)

このキャストたち面白くないなとか、嫌だなと思ってたら、わざわざ誘って奢る必要なんかないですからね。

8名全員が同じように感じていたかは分かりませんが、誘ってくれたのはリピーターではなくご新規様の方だったので、それなりに印象が良かったのだと解釈して間違いなかったと思います。

 

 

 

さて。

 

お店の片付けが終わって、私は一緒に8名様の席に着いていたキャストたちに

「行く人ー?」

と聞きました。

 

 

そうしたら、

 

 

なんと全員「行かない」と答えたのです。

私と売上争いをしているあゆみさんも。

店長(女)まで「私はいいです~」と。

 

 

 

平日に来てくれるお客様は貴重だよ!?

しかも、ピン(1人)じゃなくて数人で来てくれる可能性が高いんだよ!?

めっちゃ盛り上がってたやん!!

何なら私より盛り上がってたやん!!笑

8名中5名もご新規様だったんだから、リピートしてもらえるようにアピールすればいいのに!!

それに、ぶっちゃけ朝ごはんならカラオケよりもラクだよ!?
(個室じゃないし、食べ終わったら解散になることが多いので)

 

 

心の中で叫ぶ私。

 

まぁ誰もゲットしないなら、今後もこのお客様たちの売上は私が独り占めできるので、その方が私にとっては都合がいいんですけどね?

 

都合はいいんですよ?

 

でも、本当に行かないの?

 

 


「あゆみさんも行かないですか?」

 

あゆみさん
「だってお金にならないし・・・」

 

 

 

 

・・・だからいつも私に勝てないのよ

 

 

 

 

なーんて言葉は口に出さず、私は一人お客様たちの元へ向かったのでした。

 

 

もしかしたら、読みながら「ちさとサン、あなたが他のキャストに嫌われてるんじゃないの?」と思った方がいるかもしれません。

仮にそうだとしても。

逆の立場だった場合、私なら絶対に行きますよ。

嫌いなキャストから指名客を奪い取るチャンス、最高じゃないですか。笑

※追記
誤解を招きそうなので付け加えますが、「嫌いなキャスト」とはあゆみさんのことではありません。あゆみさんは、私にとっては良きライバル。嫌いなキャストは他にいます(いるんかい)。

 

 

 

しかも、この話には続きが。

 

たまに、営業終了後にキャスト同士で朝ごはんを食べに行くこともあるのですが。

 

私と8名のお客様たちが24時間営業の某チェーン店で食事をしていたところに、なんとあゆみさんや店長たちが喋りながら入ってきたのです。

このときの気まずさといったら。

 

歩道に面してガラス張りの飲食店なんだから、よく見てから入れやボケ!!

迂闊すぎるやろが!!

それに、「体調が良くないみたい」とか「用事があるんだって」とか何て言ったか忘れたけど、お客様たちに私一人しかアフターに来なかった言い訳をしたんだっつーの!!

 

 

先述の通り、アフターそのものはお給料に反映されないし、サービス残業みたいなものなので、行くか行かないかは自由ですけど。

でも、そういう考えがお客様に伝わってしまうようなところ見せないでくれるかな??(汗)

 

そんなふうに思った出来事でした。

 

 

 

 

て、いうか。

 

お客様だって、女の子に仕事が終わってからさらに付き合うよう要求したら悪いかな?と思っていないわけではありません。
(「俺ともっと遊びたいだろ?」っていうお客様もいますけど)

 

ガールズバーの外に出ても、女の子たちはお客様と一緒にいる限り「スイッチON」の状態でいなければならない。
仕事終わりだから疲れてるし、早く帰って寝たいだろうなぁ。

 

だけど、お客様がそう思っているからこそなのです。

 

実際、アフターでカラオケに誘われたので片付け後に行ったら、

「本当に来てくれたんだ!」

と喜ばれたことがあります。

そのお客様たちからは、それ以降も朝まで飲んだ日は誘っていただけるようになりました。

ちなみに、そのお客様の1人がこの方。

 

 

「水商売」は、お客様からの人気によって浮いたり沈んだりする仕事。

自分自身が商品であり、いかにしてライバルたちよりもお客様の期待に多く応えるか。

売り込みには違いないですが、「私もお客様と過ごせて楽しいですよ」と示すことで、行って良かったな、また行こうかな、と感じてもらえるのではないかと思います。

 

 

 

さて。

アフターに関するエピソードをもう少し。

 

アフターは同伴と違って朝までしこたま飲んだ後なので、お客様も自分自身も酔っ払っているため注意が必要、と冒頭で書きました。

 

私はあまり酔わない方なので良いのですが、お客様が酔っ払っていて困ったことなら何度かあります。

 

 

例えば、1対1でカラオケに行ってキスされそうになるとか。

力づくで押さえ込んでくるような危ないお客様とはそもそもアフターでカラオケなんか行きませんが、「いいじゃ~ん」みたいな感じですね。

 

この「危ないお客様」かそうではないかの判断はとても大事。
キャストたちの間で「あの人は同伴とかアフターするとホテルに連れ込もうとするらしいから絶対に行くな」と言われているお客様もいました。

 

 

 

それから、飲むと爆睡してしまうお客様。

ガールズバーの店内で寝てしまったことも何度かあるお客様で、起こすのが本っ当に大変なんです(笑)
(しかも、酔うと財布やスマホなどをよく失くす)

 

そのお客様とアフターで朝キャバに行ったのですが、まさかの朝キャバの席で寝てしまうという。

キャバ嬢さんと私の女同士で60分喋り続ける羽目になりました。

歳が近かったこともあり、どうしてこの仕事を~?とか終始和やかに談笑しましたが・・・

 

60分経ち、お会計をして帰ろうとしても全然起きない。

このお客様は、声をかけながら肩をトントン叩くとか、体を揺さぶるくらいでは全く効果がないのです。

バッシバシ叩いたり、つねったりして、やっと反応があるというレベル。
(火事とか地震の時ちゃんと目覚めるのかな?笑)

お客様だから、なんて言っていられません。

私とキャバ嬢さん、しまいにはキャバのボーイさんまで加わって3人で叩きまくり、ようやく起こすことができたのでした。

「叩き起こす」とはこういうことだな、と。笑

 

 

 

ということで、今回はアフターについてのお話をお届けしました。

 

しつこいようですが、アフターはサービス残業みたいなものなので、絶対に行かなければならないものではありません。

本当なら、業務時間内=お店での接客のみでお客様を満足させるのが最高なのかもしれないとも思います。

 

しかしながら、お客様はより多くを求めるようになるもの。

接客だけでそれに応えることは、私のスキルでは出来ませんでした。

それに、他のキャストと差を付けたいならば、周りがやっていないことを積極的にやるのが近道ですよね。

 

水商売ですから。

人気を取るためには、道理から外れない限り何でもやりますわよ。笑

 

 

 

今回だけでは書ききれなかったエピソードもたくさんあるので、他の記事でもちょくちょくご紹介していきたいと思います。

 

ではでは!

お読みくださって、ありがとうございました。

 


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