こんにちは。
知沙都です。
今でこそガールズバーを天職かもしれないとまで思うようになった私ですが、水商売の世界に飛び込んだのは年齢的に遅く、それまでは夜の仕事と無縁の生活を送っていました。
キャバクラやガールズバーで働くなんて、当時の私にとってはかなりぶっ飛んだ選択。
どうしてそうなったのか、自分でも不思議なくらいです(笑)
今回は、私が水商売を始める前、そして始めたきっかけのお話です。
特に大事件とかドラマチックなエピソードがあったわけではないですが、自分には水商売なんてと思っている方にも「遠いと思っている世界も実は足を一歩伸ばすだけなんだ」と感じていただければ。
まず、働き始める前に私自身が抱いていた水商売のイメージ。
他の記事にもちょこちょこ書いているので、少しかぶりますけども。
水商売の代表(と私が思っている)キャバ嬢といえば、ケバいほどの濃いメイク、盛り髪、露出の多いドレス。
一言で言えば、みんないわゆるギャルだと思っていました。
いや、みんなギャルは言い過ぎかもしれないけど、キラキラ系女子。
「夜の蝶」と表現されるくらいですからね。
華やかで、煌びやか。
おじさんと一緒にお喋りしながらお酒を飲む。
ちょっと「イケナイ」お仕事。
がっぽり稼げる。
女の子の派閥とかあるのかなぁ~。
だいたいこんな感じ。
良いイメージとも悪いイメージとも、一概には言い難いですね。
悪いイメージだからこそ惹かれる、みたいな厨二的なところもあって(笑)
だってさぁー。それまで真面目オブ真面目に生きてきたからさぁー。
今思えば、水商売のイメージを何によって形成していたのかよく覚えていません。
周りに水商売をやっている友だちはいなかったですし。
漫画やドラマで見たのでしょうけど、具体的に何だったのか記憶が全くない(笑)
キャバ嬢になりたいと思ったことはなかったし、そもそも自分の中に選択肢として浮かんだことすらありませんでした。
先述の通り、まるで縁がなかったので。
始まりは、会社員を辞めることになったとき。
まぁ・・・いろいろカッコ悪い事情もあるので詳細は控えさせていただきますが、正社員を退職してフリーターになることに決めたんですよね。
当時はある資格の取得を目指していたので、バイトをぎゅうぎゅうに詰めると勉強の時間が確保できない。
かといって、あまり勤務時間を減らすと生活が苦しくなる。短時間で稼げる高時給の仕事がいい。
それに、どうせフリーターになるなら、今までとは何か新しいことをやってみようかな。
そんなことをあれこれ考えていたときに、当時付き合っていた彼氏の口から出てきたのが
「キャバクラとかガールズバーやってみたら?時給高いし、コミュニケーションの練習にもなりそうだし」
という言葉でした。
ちなみに「ガールズバー」というものをこの言葉で初めて知りました。
後日、彼氏から「まさか本当にやるとは思わなかった(汗)」と言われましたが、本当に一番最初のきっかけは何だったかというと、コレですね。笑
彼氏は「まさか本当に~」と言っていたくらいで、ゴリ押ししてきたなんてことは全然なく。
彼女に水商売をゴリ押しする男はさすがにおらん。笑
ただ、彼氏の言葉によって、私の中に水商売という選択肢が初めて浮上したのは確か。
そのとき、おそらく私の心の奥深くに眠っていた憧れ、願望、フラストレーションが目を覚ましたのだと思います。
キラキラ系女子になりたいなー。
女としてちやほやされたいなー。
今まで真面目に生きてきたから、少し外れたこともしてみたいなー。
夜遊びもしたいなー。
お金たくさん稼ぎたいなー。
なんて、しょーもない欲望の数々。
うん。キャバクラ、ちょっとやってみたいな。
普通のバイトよりはるかに時給高いし、面白いかも。
(ガールズバーはよく分からなかったので、最初はキャバクラ一本で考えていました)
私にできるのか?
私が「夜の蝶」になれるのか?
うーーーん。
美人って言われたことあるし(遠い記憶の中で)
告白されたことあるし(幼稚園の頃とか)
キラキラ要素はゼロに等しいけど・・・
全くダメってことはない・・・かな??
たぶん・・・
大丈夫じゃね?いけるんじゃね?
人と話す仕事自体は好きだし。
それから、もう1つのバイトと両立できるか?
一応そっちが本業なんだけど。
うーーーん。
本業のバイトは取得しようとしていた資格とも関わりのある仕事で、毎回あれこれ準備が必要だったんですよね。
でもキャバクラは勤務時間中だけ頑張ればいいから、大丈夫じゃないかな??
・・・はい。当時はまじでこんなふうに考えていました。
「勤務時間中だけ頑張ればいい」だと??笑
まぁそれでも出来るっちゃ出来るけど・・・
ずいぶんナメた考えをしていたものです。
この頃は指名を取るのがどれだけ難しいかなんて想像できていなかったし、同伴なども知らなかった。
ただ時給の高さと煌びやかなイメージに目が眩んでいました。
時給が高い理由を考えろって・・・
キャバクラを検討していたとき、夜の仕事の求人サイトを見て、月収をどんなふうに計算していたか。
指名、ドリンクやボトル、同伴などの各種バックマージンについては知らなかったので、あくまでも時給だけですけどね。
自ら恥を晒さなくてもと思いますが、この際ですから明かしてしまいましょう。
あるキャバクラの求人サイト情報
時給 4000~6000円
勤務時間 20時~3時
時給4000円で週3なら・・・
4000円×7時間×3日×4.2週間(1ヵ月)
=35万2800円
時給が6000円に上がって週4なら・・・
6000円×7時間×4日×4.2週間
=70万5600円
いやいや。
いやいやいや。
いやいやいやいやいやいやいやいやいや。
いろいろあり得ない。
まず、指名もないうちから時給4000円ももらえないし。
それから、お店の営業時間が20時~3時だとしても、お客様についていない嬢は0時くらいから順に上がりにされますからね。
20時~0時だったらわずか4時間です。
実情を何も知らなかったとはいえ、ひっどい計算だな。
皮算用どころじゃないですわ。笑
さてさて。
そんなこんなで会社を辞めて、まずはキャバクラに体験入店。
ガールズバーの体験入店については別の記事に書きましたので、今回はキャバクラの体験について少しだけ。
→ガールズバーでバイトしたい。体験入店の話
実はガールズバーよりもキャバクラの体験入店の方が先でした。
私の記念すべき(?)水商売デビューはキャバクラだったのです。
そのキャバクラは駅からは徒歩3分程度。
お店のすぐ近くのカラオケ屋さんの前まで来たら電話してね、と言われてたんだったかな。
もう心臓バクバクでした。笑
ついに私、水商売の世界に踏み込んでしまうのか・・・みたいな。
お店に着いてから履歴書みたいなものを書かされたんですが、そこに借金の額を書く欄があって。
ああ、やっぱりそういう理由でキャバクラに入ってくる人もいるんだ、と思いました。
働き始めてから知りましたが、シングルマザーさんも多かったなぁ。
時給の高い仕事なので、何かしら事情のある方もたくさんいるのです。
それから、水商売の経験を書く欄。
以前働いていたお店では給料がどのくらいだったか、とか。
私は未経験なので、もちろん空欄のままです。
どうしてもお金をたくさん稼がなければならない状況でもない、なのに20代半ば・未経験で面接にやって来た私。
そういう人もゼロではないけど、決して多くはないはず。
店長さんは「アナタ、自分の市場価値分かってる?」と思ったかもしれない。
面接が終わってから、お客様のドリンクの作り方やフロアスタッフへのハンドサイン(グラス、灰皿、おしぼりを持ってきてもらうときなど)を教えてくれた先輩キャバ嬢さん、優しかったなぁ。
ドキドキしていたので、とても有り難かったです。
実はかなりの売れっ子さんだったと後から知りました。
いよいよキャバ嬢としての、水商売としての、初めての接客。
緊張したぁーーーーーー。
慣れない濃いメイクに、しっくりこないドレス(この日はお店で借りた)を着て、ド素人丸出しなのに若くもない。
痛々しかっただろうな・・・(泣)
思い出すだけで恥ずかしい。
お客様についているときは、頑張って笑顔と話題だけは途切れないように!と思いましたが、「もう少しお客を楽しませること考えた方がいいよ」と言われてしまったのは切ない思い出。
拙すぎてごめんなさい。
「チェンジ!!」と言わないでくれただけでも、本当に感謝しかないです。
そこから2~3週間でキャバクラ3店、ガールズバー1店で体験をさせてもらい、一番印象が良くて働きやすそうだったガールズバーに入店を決めました。
しかし、上記の初めて体験入店したキャバクラの店長さんに、人手不足だから入ってほしいと引き止められ。
キャバクラの方が時給は圧倒的に高かったし、そもそも元はといえばキャバ嬢になるつもりだったので、キャバクラでも週2日で働くことになったのです。
本業、ガールズバー、キャバクラのトリプルワーク生活。
大変そうだけど慣れてきたらいっぱい稼げるようになるかな~なんて、このときは呑気にホクホクしていたのでした。
ということで、ガールズバーが天職だと公言している私も、実は「簡単に稼げそう」というところからスタートしていた、というお話でした。笑
しかも、本業をやりながら片手間でも出来そうとか思っていたのに、いつの間にか副業であるはずのガールズバーにのめり込んでいくという・・・
正直あまり褒められたものではない。苦笑
そして全ての始まりだった彼氏の言葉。
本人にしてみれば何気ない一言だったとはいえ、私の人生に新たな道を開いてくれてありがとうと言いたい。
別れちゃったけどね!
ガールズバーでのお客様との出会い、キャストや店長との出会い、そして今まで知らなかった自分との出会い。
少しずつ、少しずつ、毎日が輝き始めます。
それでは、今回はこの辺で。
次はガールズバーに入ってすぐの頃のお話。
・・・の予定です。予定は未定。
お読みくださってありがとうございました!
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