こんにちは。
知沙都です(*^^*)
コンビニの24時間営業について、賛否が議論されていますね。
人手不足による人件費の高騰、深夜労働の負担や防犯上の問題などのため、営業時間の短縮に舵を切る動きも出始めています。
しかし、ガールズバーなど夜の仕事に従事する者にとっては、深夜に営業しているコンビニはなくてはならない存在。
私もどれだけお世話になったか分かりません。
ということで、今回は私がガールズバーで働いていた中でのコンビニに関するエピソードをお届けします。
※コンビニが24時間営業を今後も続けていくためにどうするべきか、提言する記事ではございません。ただ「コンビニありがとう」というお話です。笑
昼間の仕事をしているとき、ごはんやタバコ、急に必要になったものなどをコンビニに買いに行くことがよくありますよね。
それは夜の仕事でも同じ。
客足が一段落する深夜2~3時頃は、ちょうどお腹が空いてくる時間帯でもあります。
お店に余裕があれば、キャスト数人で連れ立ってコンビニへ。
思い思いにおにぎりやお菓子を買い、
「こんな時間に食べるのヤバくない?笑」
「うちらはまだ寝ないから大丈夫!」
なんて喋りながら、ワイワイ休憩時間を楽しんだものです。
私はデビルチョコレートケーキ?とか、がっつりスイーツをよく買ってたなぁ・・・
太らないのかって?
太ります。
コンビニでしじみのお味噌汁を買った話(笑)はコチラ
→ガールズバーでバイトするなら、お酒が強くないとダメなのか
また、お客様からタバコを買ってきてほしいと頼まれることもしばしば。
自動販売機にタスポが必要になって以来、タバコは販売店で買うのが主流になりましたよね。
そのため、深夜にタバコが足りなくなればコンビニで買うわけです。
でもさぁ、それって・・・
24時間営業のコンビニが無ければ無いで、前もって用意しておけば済む話じゃない?
ごはんやお菓子も出勤前に買っておけばいいし、タバコだって多めに持ち歩けば解決でしょ?
そりゃそうだ。
でも、まだあります!
営業中に急に必要になるもの、そして事前の備えに限界があるもの。
それはドリンク用の氷!
お店がものすごく混んでドリンクがじゃんじゃん出る日は、製氷機が追い付かないんですよね。
キャスト用はともかく、お客様に氷無しのドリンクは絶対に出せません。
ぬるいハイボールとかレモンサワーとか・・・想像しただけでげんなりですよ。
そういうときは、最寄りのコンビニに行ってロックアイスを買ってくるのです。
氷に余裕がなくなるのは必ず遅い時間なので、コンビニに頼るしかありません。
それから、忘れちゃいけない。コンビニのATM。
カードを使わないお客様も多いので、手持ちの現金が足りなくなったときはコンビニに下ろしに行くのですね。
(お店によっては、カードでの支払いに対して10%前後の手数料を取ります)
ちなみに、お会計がお客様の手持ち金額に達したと分かったときに、「帰る」と言われたら負け、「下してくる」と言われたら勝ち!と思ってます。
ATMで現金を引き出さなければならないとなると、「お金をたくさん使ってしまっている」という実感が急に強まるじゃないですか。
それでもお客様がもっと居たいなと思ってくれるのなら、楽しんでもらえているということなので。
心の中でガッツポーズですね。
さらにさらに。
キャストの女の子と一緒にコンビニに買い物に行くのが好き、女の子が食べたいものを買ってあげるのが好き、というお客様がいらっしゃいます。
私が働いていたお店は持ち込みOKだったので、毎回途中で女の子を連れてコンビニに出掛ける方もいました。
別に有料オプションとかじゃないですよ。
ちょっとした店外サービスといってしまえばそうかもしれませんが。
しかし、徒歩1~2分程度のコンビニに行くだけならどこかに連れ込まれるような心配はないですし(他店のキャッチさんなども通りを歩いてます)、手を繋いだりする必要もありません。
ごはんやお菓子を買ってもらえるので、喜んで行くキャストが多かったです。
以前書いた「篠ちゃん」もそうでした。
→ガールズバー「レッド」に遊びに行った話2
お仕事の休み前日で長居するときは、途中で必ずコンビニに行きます。
普段から同伴も頻繁にしてくれますし、店外のプライベート感が好きなのでしょうね。
篠ちゃんは普通のサラリーマンですが、隠れお金持ち。
でも、毎回わざと(?)現金少なめで来ます。
そして足りなくなったところで私を連れてコンビニへ。
ATMでお金を下ろすついでに、お菓子も買ってくれます。
これが篠ちゃんと私の定番でした。
最後に、コンビニに助けられたエピソードを1つご紹介。
私が働いていたお店から徒歩10分ほどのところに「Ocean(オーシャン)」というビアバーがありました。
私も何度か行ったことのあるお店で、世界のビールと美味しいお料理が楽しめます。
とってもおしゃれで少し大人向けの、素敵な飲み屋さん。
そのオーシャンの常連さんや店員さんで、私たちのガールズバーにも来てくれるお客様が何名かおり、私は彼らを「オーシャンファミリー」と呼んでいました。
2月某日、深夜1時。
オーシャンファミリーの1人である「岡本さん」の誕生日祝いを今日オーシャンでやっている、という情報が入りました。
(このとき、私が岡本さんの誕生日を知っていて連絡をしたのだったか、岡本さんの方から連絡をくれたのだったか・・・覚えていないのが悔やまれます。LINEの履歴も残っていません泣)
オーシャンがAM2時で閉店なので、その後ガールズバーに移動しようかな~というのです。
この日は平日で、私たちのお店はガラガラ。
2月の深夜は極寒なので、外を歩いている人影もほとんどありません。
もし大人数のお客様が来てくれたら非常に有り難いところです。
どうにかしてオーシャンファミリーをこちらに呼び寄せたい!
しかし、岡本さんをはじめ、オーシャンファミリーはみんなすでに酔っ払っています。
LINEのやり取りをしていても、こちらに来る気があるのかないのかハッキリしません。
謎のノリノリトークが展開されます。
このときのはちゃめちゃすぎるLINEの会話、残っていたらスクショを公開したかった(笑)
ほとんど忘れてしまいましたが、イメージ的にはこんな感じ。
(オ:オーシャンファミリーの誰かが岡本さんのスマホから送っている)
私:今なら席空いてるので、ぜひ来てください!
オ:長澤まさみがいるなら岡さん行くって
私:います!!!
オ:ガッキーは?
私:ガッキーは今日いないです。北川景子ならいますよ!
オ:迎えに来て~
私:地図ください
オ:
私:分かりました!すぐ行きますね!
オ:3分以内じゃないと岡さんが寝ます
方向性のよく分からないLINEのやり取りをしながらも(しかも返信がめっちゃ早いw)、ただ待っていればいいわけではありません。
もし本当に来てくれるなら、何としてでも用意したいものがあります。
お誕生日祝いを演出するのに欠かせないアイテムといえば、
ケーキ!!!
事前にお誕生日のお客様が来る約束があれば予約して用意しておきますが、この日は急。
深夜1時半では、当然のことながら洋菓子屋さんは営業していません。
だけど、小さいものでも豪華なものじゃなくてもいいから、何としてでも岡本さんにケーキを出したい。
大人になったって、誕生日にはケーキがほしいですよね!
絶っっっ対ほしいですよね!!!
誕生日といえばケーキ、ケーキといえば誕生日!!!!
というわけで、店長に許可を取って最寄のコンビニに走る私。
ケーキがあるかどうかを確認します。
もし売り切れていれば、近隣の他のコンビニにも行ってみるつもりでした。
先述の通り、オーシャンから私たちのお店までは徒歩10分程度。
「今から行くよ」と言われてからケーキを探し始めたのでは間に合わないのです。
私がコンビニの店内でそわそわしていた午前2時頃、「向かいます」とLINEが。
丸くて可愛らしいケーキを二種類買い、ダッシュでお店に戻ります。
その後、先鋒1名、続いて岡本さんを含む3名、最後にオーシャンの片付けを終えた店員さん、合計5名様がご来店。
ケーキとスパークリングワインをプレゼントし、キャストみんなでハッピーバースデイの歌を歌い、お誕生日パーティーの二次会がスタート。
お店には他のお客様はおらず、貸切状態だったので、朝5時まで飲んで騒いで大盛り上がりでした。
(平日でしたが、岡本さんは翌日有休を取っていたそう)
岡本さんは酔うと記憶が丸ごと吹っ飛ぶ人なので(笑)、たぶんこの日オーシャンを出てから先のことはあまり覚えていないでしょう。
でも、私の古い方のスマホには、みんなでカラオケをしている動画と、ケーキを持ってにっこり笑う岡本さんの写真が今でも保存されています。
みんなで切り分ける華やかなホールケーキでもない、名前入りのプレートがのっているわけでもない、コンビニの小さなケーキ。
岡本さんはすでに気持ち良く酔っ払ってハイテンションだったので、正直ケーキがあってもなくてもそんなに変わらなかったんじゃ?と思わないわけじゃないけど。
でもやっぱり、そのとき出来る限りのお祝いをしたいじゃないですか。
「わー!ケーキがあるんだ!」と驚いてくれて、口の周りをクリームだらけにしながらケーキにかぶりついて、ファミリーのみんなと笑い合う岡本さん。
そんな様子を見ていて、私はとても嬉しかったです。
例え岡本さんの記憶に残らなくても、私はこのときの「喜んでもらえて良かった」という気持ちを忘れることはないでしょう。
ちなみに。
ケーキを用意するならロウソクも必要では、と思いましたか?
ロウソクは買いませんでした。
お仏壇用の白くて太いものしかなかったので。笑
コンビニさん!
すぐ傷むものじゃないし、今度からカラフルで細いロウソクも置いてくれたら嬉しいな☆★
ということで、今回はコンビニ24時間営業応援企画「Thanks コンビニ」をお届けしました。
私たちのような仕事に限らず、深夜でも早朝でも営業しているコンビニに感謝している人たちはたくさんいます。
もちろん昼間の利用者に比べたら大幅に少ないけれども。
どうにかして存続してくれたら非常に有り難いなぁ。
ではでは、今回はこのへんで。
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