ガールズバーでバイトするなら、お酒が強くないとダメなのか

こんにちは!

知沙都です。

 

 

ガールズバーなど夜のお店でバイトしようかなと検討している時、心配事の1つとしてよく挙げられるのが

 

「お酒あんまり強くないんだけど、大丈夫かな?」

「無理やり飲まされることってあるのかな?」

 

という、仕事としてお酒を飲むことに対する不安。

 

私もそうでした。

お酒は弱くて・・・というより、自分がどれくらい飲めるのかを把握していなかったのです。

でも、家族や親族はほとんどみんな弱いから、自分もまぁ弱いだろうなっていう。

 

以前、「地味女子、ガールズバーでバイトするってよ。どんなメイクをしたらいい?」で少し触れましたが、大学時代は全くキラキラしておらず、サークルの飲み会でオール!朝までフィーバー☆★とかほとんどなかったんですよね。笑

 

就職した会社も飲み会は少なく、わざわざ自分でお酒を買ってきて自宅で飲むほど好きなわけでもなく。

 

そんなこんなで自分のキャパシティをよく知らないまま、水商売の世界に入ることになりました。

 

 

 

さて、冒頭の2つの問いに対する私なりの答えを先に述べましょう。

あくまでも「私なりの」ですが。

 

お酒が強くなくても大丈夫です。

断っても飲め飲めと煽ってくるようなお客様は、もちろんゼロではありませんが、そんな人ばかりということはありません。

(そういうお客様がお店の常連さんだったり、自分の指名客様だったらキツイですけどね・・・)

むしろ、ガールズバーはキャバクラなどと比べると安く飲みたくて来ているお客様も多い。

そのため、無理やり飲まされるよりも、もっとドリンクがほしいのにもらえない・どうやってたくさんもらおうか、ということの方が悩ましいです。

キャストに飲ませれば飲ませるほど、お会計がどんどん上がりますからね。

 

 

強くなくても大丈夫と言いつつ、私自身は何度か潰れたことがあります。

営業中にお手洗いにこもってマーライオン、頭ガンガン・・・(汗)

でも、がっつり働いていたわりには潰れた回数はたぶん少ない方です。

潰れたのはお客様に煽られたからではなく、稼ぎたい一心で飲むペース配分を誤ってしまったとき。

つまり、自分からたくさん飲んで失敗した。笑

 

稼ぎたいと思ったら、やはりある程度はお酒を飲まなくてはいけません。

ボトルを開けて、(自分は飲まずに)お客様や他のキャストに全部飲んでもらうわけにはいかないですからね。

また、グラスのドリンクの場合、アルコールの強さは一応調整可能ですが、お酒と偽ってソフトドリンクを飲み続けるのはちょっとよろしくないので…

 

ただ、自分で量や飲み方に気を付けさえすれば、そこまで頻繁に潰れることはありません。

サワー1杯でフラフラになってしまうとか、よほど弱い人は除きますが。

 

後先考えずにノリと勢いで飲み、しょっちゅう潰れてる子もいたけれど、私的にはそれはナイ。

自分の限られたアルコールキャパの中で、うまくコントロールするべきだと思っています。

 

 

さて、今回はそんな私に訪れた最大のピンチのお話。

前置きが長いねん。笑

「自分の限られたキャパでうまくやりましょう」という話じゃないんかい。

 

違うんです。

めちゃくちゃ飲まされた日のお話です。

 

相手はお客様ではありませんでした。

 

 

 

私が働いていた「Red Moon Bar(レッド)」は、近隣に他のガールズバーが4軒ありました。

 

それらのお店はもちろん競合相手。

言ってしまえば、毎日がお客様の取り合い、お客様の持つ時間とお金の取り合い。

どのように他店との差別化をして、レッドを選んでくれるお客様を増やすかが、経営陣の課題でした。

 

一方で、それらのお店は同志でもあります。

エリア全体を盛り上げて評判を立てること、お客様の動向などを共有することは、非常に重要です。

また、自店が満席で、来店してくださったお客様をご案内できないとき、他店にお客様を流したりもしていました。

シャンパンなどのボトルが足りなくなったときに貸し借りすることも。

 

 

競合相手であり、同志でもある。

そのため、偵察や営業、情報交換などを兼ねて、店長やキャストが互いのお店をお客様側で訪問することがあるのです。

 

 

 

ある日、近隣5店舗の中でトップの売上を誇る「Hearty Girls」の店長(男)とボーイさんがレッドにやってきたときのこと。

 

2人とも若く、私よりも年下。

店長はメガネにオールバックで一応きちんとしてる風ですが、まぁチャラい。

ボーイさんは、黒服着てますが、まぁ~~~チャラい。笑

 

私と彼らは、会えば「お疲れ様でーす」と挨拶する程度の関係でしたが、私とキャストもう1人、そしてレッドの店長の3人で接客することになりました。

 

私は、お客様のカテゴリでいうと「チャラい若者」は最も苦手。

私自身がキャストとしては若くないんですもの。

一番得意だったのはアラフォー世代。しかもなぜか指名客様は離婚歴のある人が多かった。笑

 

でも、同業のお客様はドリンクをたくさん出してくれることが多いので、その席に着かせてもらえるのは決して悪いことではありません。

 

 

し  か  し  。

 

「どうぞどうぞ、飲んでいいっすよ。

 

ただしサブマリン

 

 

サブマリン・・・だと?

 

 

サブマリンというお酒、ご存じですか?

 

私も厳密なレシピまでは知らないのですが、ビールを使ったカクテルの1つ。

 

「サブマリン」とは潜水艦のことですね。

潜水艦の如く、大胆にもビールの中にドボーンと沈めるのです。

 

テキーラをショットグラスごと。

 

要するにテキーラのビール割り?

マズイものとマズイものを合わせて、おいしくなるわけないじゃないですか。

しかも酒を酒で割るのかよ!

お茶とかジュースとかソーダとか、アルコールのキツさを和らげてくれるもの入らないのかよ!

 

あ ビール党の皆さん、ごめんなさい。笑

私はビールが好きではないのです。

いつかおいしさが分かるようになるかしら、仕事上がりにビールをゴクゴク飲んで「かーーーっ!うまいっ!!」とかやるようになるかしら、と思っていたのですが、どうやらそうはならなそうです。

トマトジュースがわりと好きなので、レッドアイだったら一応飲めるかなぁ。

 

 

とにかく、マズイわキツイわで、サブマリンって最悪なんですよね・・・

 

 

しかも、ボーイさんが

 

「サブマリンの飲み方、教えてほしいなー。姉さんの飲み方を見たいなー♪」

 

黙れ小僧!(心の声)

 

ビール単品でもマズくてイッキなんかできないのに、テキーラ入りで飲んで見せろってか・・・

 

でも、ここでちょびちょび飲むわけにはいかないんですよ。

せっかくたくさん飲ませてくれるというのですから、No.1の私が店の売上を伸ばすチャンスから逃げるわけにはいかない。

何より場が白ける。

 

かといって、他店のスタッフに飲まされて潰れたとなったら、カッコ悪いことこの上ない。

これは絶対に潰れてはいけない戦いなのだ・・・

 

 

ジョッキ丸々イッキはさすがにできませんが(普段しないことをしてぶっ倒れたりしたら困るし)、頑張ってグイグイッと飲みましたよ。

 

マッズ!!!!!

1口目から吐きそう・・・

 

そして隙を見てはバックヤードに行き、胃に収めたサブマリン以上に水をがぶ飲み。

出来るだけアルコールのダメージを少なくして、代謝が上がるように。汗

 

でも、この席に着く前にもすでに何組か接客していて、お酒を飲んでるんですよ。

1杯飲み切った時点で、もうかなりしんどい。

 

「遠慮しないで、どうぞサブマリンもっと飲んでください(にっこり♪)」

 

サブマリン縛りかよ・・・!!

殺す気か!!

 

さすがにこのペースでサブマリンを飲み続けるのはキャパ的に無理なので、色でバレないように緑茶でちょっと薄めようと試みます。

もう味はどうでもいい。

 

しかし、ボーイさんがにやにやしながら言う。

 

「それ、薄くない?サガ〇オリジナルくらい薄くない?」

 

うるせぇぇエ!!

調子乗んな若僧め!!!

断れないからってハードなもん飲ませてんじゃねぇぇエエエ!!!

(心の声)

 

 

結局サブマリンだけでもジョッキ3杯。

私はたくさん飲んでも酔っ払わないし、記憶も飛ばないけど、体が相当しんどかった。

3杯と書くと少なく感じますが、テキーラのみだとしても私はショット5~6杯くらいが限界ラインです。

決して強い方ではない私にとっては、ギリギリのところでした。

 

何を喋ったかなんて今となっては全く覚えていません。

それより、サブマリン攻めにギブアップしなかった自分を自分で褒めたい。

 

 

彼らが来たのは遅めの時間で、帰っていった頃には店内は空いていました。

そのため、あとはもうバックヤードで寝てしまっても大丈夫だったのですが、自分の経験上それは良くない。

飲み過ぎたときに横になると、私はかえって気持ち悪くなるのです。

(レッドの)店長に一言伝えて許可をもらい、深夜の街を15分ほど散歩。

まっすぐ歩くことはできたので。もちろん明るい道を選んでね。

 

コンビニでしじみのお味噌汁を買ってレッドに戻り、ホッと一息。

どうにかマーライオンになることなく、乗り切ったのでした・・・

 

 

ガールズバーのバイトは、お酒が強くなくても大丈夫です。

でもやっぱり、強いに越したことはないですね。笑

 

 

 

 

今回は同業者に飲まされて潰されかけたお話でした。

 

皆さんは無理なイッキなど絶対にしないでくださいね。

私も「逃げるわけにはいかない」「場が白ける」とは言いつつ、これはダメだなと悟ったらちゃんと逃げますからね。

 

お酒が強いか弱いかよりも、「自分は今これ以上飲んだら危険だ」と体調の変化を感じ取り、店長に相談するなりして席を外れさせてもらう勇気を持っておくことの方が重要かもしれません。

だって、ガールズバーで物理的に逃れられないなんてことは絶対にないですから。

(今回の私のように)精神的に逃げにくいことはあっても。

「死ぬ気で飲んでこい」なんて言う店長だったら、即辞めましょう。

 

 

何か最後だけ真面目だな(笑)

ではでは、今回はこの辺で!

お読みくださってありがとうございました(*^^*)

 


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