おい、そこのキャバ嬢。色恋営業って知ってるか

こんにちは(*^^*)

知沙都です。

 

今回は、もしかしたらちょっと暴言を吐くかもしれません。笑

 

 

皆さんは「色恋営業」という言葉を聞いたことがありますか?

 

お店に来て(そしてお金を使って)もらうための働きかけ全般を「営業」といい、さまざまなやり方がありますが、その中でも色恋営業とは

 

お客様に好意があるように接したり、恋人同士のような素振りをしたりして、恋愛感情を用いてお客様の気を引く営業方法のこと
(キャバdeお仕事.com  www.caba-job.comより引用)

 

です。

後ほどもう少し具体的に述べますね。

私自身は色恋営業をしたことがないので、念のためと思ってググっちゃいました(笑)

 

私はやらないとはいえ、どんな動機であれお客様をお店に通わせれば勝ちなので、それ自体は否定しません。

水商売なんて常にキャストとお客様の駆け引きのようなものですから。

 

 

しかしですねぇ。

 

 

実は今、「ガールズバー『レッド』に遊びに行った話1」で登場した「みっくん」が、まさに色恋営業を仕掛けられている真っ最中なのです。

 

みっくんは私の元指名客様。

現在でも日常的にLINEのやり取りをしています。

彼はガールズバーやキャバクラが好きで、ほぼ毎週末通っているけれど、特定のキャストにどっぷり深くハマってしまうタイプではありません。複数のお店にお気に入りのキャストがいます。

私が見た限り、彼にとっては「お金のかかる趣味」といったところ。

 

そんなみっくんから、とあるキャバ嬢にどうも色恋営業をされているようだという話を聞くようになったのですが・・・

 

そのやり方が、まーーーお粗末でひどい。

ひどすぎる。

 

確かにみっくんは、指名してもらってお店に通わせるまでは正直わりと「ちょろい」。

でも、通うようになってもあまりお金を使ってくれないので、それをどうにか打破したいのは分かる。

お金持ちではないし、最小限のお金しか出したがらない人なので。

 

だからって、いくら何でもそんな薄っぺらなやり方でみっくんを操れると思うなよ。

舐めてんのか!?

 

 

今回はそんなお話です。

すでに若干言葉が汚いですね。すいません。笑

 

 

 

まず、色恋営業とはどんなものなのか。

( 参考:キャバdeお仕事.com  www.caba-job.com / Cast de Baito  castdebaito.jp )

 

 

最も大切なのは、特別扱い。

お客様に「自分は他のお客とは違う。一人の男として大切に思われている。心を開いてくれている」と感じさせることです。

 

「○○さんと一緒にいると楽しい / 落ち着く」「会いたい」「これは○○さんだけ」などの言葉、あえてさまざまな感情を見せる、ボディータッチする、悩みを打ち明ける・・・などなど。

こまめに連絡を取ることも重要ですね。

 

そして、ある程度関係が深まったら、同伴したり、アフターしたり、同伴無しで(まるでプライベートのように)食事に行くこともあります。

※同伴(出勤):お客様と一緒に食事などに行き、そのままお客様を連れて出勤すること
※お店の営業終了後にお客様と食事やカラオケなどに行くこと

これらは色恋営業じゃなくてもやることですが、色恋営業の場合は、デート感を演出して「お客とキャストではなく、恋愛なんだ」と思わせる絶好のチャンス。

頻繁に行かなくてはいけないわけではありませんが(お客様の要求を受け入れすぎるのも良くない)、お客様の心を掴むためにぜひうまく活用したいところです。

 

色恋営業が上手くいくと、その女の子を手に入れたい、独占したい一心で、お客様がそれまで以上に頻繁に通ったり、お金を使ったりしてくれるようになります。

 

ただし、お客様に恋愛感情を抱かせて利用するわけですから、さまざまなデメリットやリスクも付きもの。

お客様が他の指名客に対して激しく嫉妬したり、女の子を束縛するようになったり、最悪の場合ストーカー化する場合もあります。

 

お客様を自分に夢中にさせ、しかし距離の取り方には特に注意して慎重に。

そういったことをよく考えた上で(己の力量も踏まえ)使うべき営業手法なのです。

 

 

 

さて。

 

では、みっくんが受けている色恋営業とはどんなものなのか。

彼が指名しているそのキャバ嬢を「Aちゃん」とします。

みっくんと知り合ってからの期間は、私よりも少しだけ長いくらい。

 

ある日、2人がLINEをしていたときのこと。

会話の中でみっくんがAちゃんに「彼女にしちゃおうかな?」と送ったところ、「いいよ」と返ってきたそう。

 

それ以来、Aちゃんはみっくんに対して「私の彼氏」と言うようになったらしいのですが・・・

 

 

その話をみっくんから聞いた私の中には、大きな違和感が。

 

 

普通、色恋営業だからってはいきなり彼氏として扱ったりはしません。

ちょっと極端に言うと、お客様にとってはお気に入りのキャストを落とすのが最終目標みたいなもの(ただ体目当ての人もいますが)。

色恋営業は、付き合うまでの過程を演じるのがメイン。お客様の気持ちがが冷めてしまわないようにしながら、できるだけ長引かせることが重要なのです。

 

むしろ、演技だとしても付き合い始めるのはあまり良くない。

というのも、「俺が本当に彼氏なら、店に行ってお金を払わないと会えないのはおかしいでしょ」と言い出して通ってくれなくなる恐れがあるから。

「彼氏なら私がNo.1になれるように応援して」と言って通わせる手もあるようですが、少なくともみっくんは女に金をつぎ込むタイプではありません。

 

 

となると、「色恋営業ではなく、Aちゃんは本当にみっくんと付き合うつもり・・・?」

 

 

 

 

 

なーんて一瞬思って、話を聞いてみたのですが。

 

 

みっくんのお誕生日のお祝いナシ。

 

お店以外で会ってくれない。
みっくんがデートに誘うと「お店に来るお金もないのに、デートするお金あるの?」と言われる。

 

昼間に何の仕事をしているかみっくんに教えない。

 

 

 

やっぱり、全っ然彼氏じゃないじゃん・・・(-_-)

 

 

 

付き合い(?)始めてから何ヵ月経っても、もちろんキスも、それ以上もナシ。

 

そのくせ、Aちゃんの方から「結婚しようね」「子どもつくろうね」まで言ってくると。

本当に付き合ってたら、そういうのは逆に軽々しく言わねーよ(笑)

(ちなみに、みっくん30歳、Aちゃん26歳)

 

 

で、「子どもつくろうね」と言っておきながら、みっくんが「付き合ってるなら×××したい」と言うと、

 

 

「え、やりもくなの?」

 

 

ええええええええ(°Д°;)

 

 

 

いや、やれよって言いたいんじゃないんですよ。

色恋営業にしても、もし本当に付き合ってるにしても、いくら私だって女性に向かってそんなことは言いません。

 

 

そうじゃなくて、

 

 

何の特別扱いもしないくせに「彼氏」という言葉を簡単に使って、その肩書だけでお客様が喜んでホイホイお金を使ってくれるとでも思ってんのか??

 

ってことなんですよ。

しかも「やりもくなの?」って、何みっくんが悪いかのように言ってるんだ。

 

 

 

特にひどかったのは、これ。

 

あるとき、みっくんがついにAちゃんとデートの約束をしたと言うのです。

みっくんの車でドライブデート。

前日は遅くまでキャバの仕事があるので、午前中に目が覚めたら行こうね、という話になったそう。

 

ドライブ?初デートでいきなり?

今まで一緒に食事に行くのすら断ってたのに?

 

私 「それ、絶対『みっくんごめんね、起きられなかった~(>_<)』って断る気だよww 」

みっくん「やっぱりそうだよね~」

 

なんて、LINEで話していたら。

 

当日。

 

 

Aちゃんのお母さんが倒れて病院に行くことになり、デートをキャンセルされたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

ベタだな!!!

ベッタベタだなーおい!!!

問い詰めにくい嘘の代表使ってきたよ!!!

うっかり疑うようなこと言ったら、こっちが悪者になるもんな!!

 

 

「本当にお母さんが倒れたのかもしれないのに、そんな言い方ひどい!」って思いますか?

いやいや。

急にドライブデートをOKした時点でおかしかったんですよ。

実際、何の埋め合わせもないし、改めて別の日にっていう話もしてくれなかったらしいですからね。

 

 

最初から行く気なかったのがモロバレ。

「ただ彼氏って呼んでるだけじゃなくて、ちゃんと関係を発展させる気はあるよ!」っていうアピールだったんでしょうけど。

ドライブとかいきなりカップルっぽい約束してドタキャンするくらいなら、キャバクラ出勤前の食事1時間でもいいから行けよ。

 

こんな扱いをしておいて、「(みっくんはドリンク飲ませてくれないけど、他のお客様が飲ませてくれたから)今日は酔っちゃった♪」なんてLINEをみっくんに送りつける。

彼氏にしてあげたら今までよりお金を使わせることができるだろう、と踏んでいたのがこれまたモロバレ。

 

お客様に今以上のお金を使ってもらいたいと思うなら、お前さんも口だけじゃなくて少しはお客様のために時間と労力を使いなさいな。

 

店内で全て完結させる、外でお客様とは会わないっていうスタンスならそれも結構だけど、だったら彼氏だなんて言うべきじゃなかったでしょ。

 

 

みっくんも馬鹿ではないので、自分が本当の彼氏ではないことくらい当然分かっています。

実際、付き合い始めたことになってからも、お店に通う頻度や使う金額は変わっていないそう。

(逆上して通うのをやめたりしないあたり、みっくんが本気にならないタイプだというのがよく分かる)

目論見が外れて残念だったねぇ、Aちゃん。

 

さて、いきなり彼氏になんかしちゃったから、あとはもう本当に付き合うか別れるかしかないですよ。

別れても引き続き通わせることができるかな?

見モノですね。

え?私の言い方が性格悪そう?笑

そうかも。でもAちゃんよりは誠実だっていう自信はある。

 

 

 

話はまだ終わりではないんです。

 

みっくんにはもう1人お気に入りの女の子がいます。

Aちゃんとは別のキャバクラで働く、Bちゃん。

お店が遠いので頻度は低いけど、Aちゃんよりも長く通っているらしい。

 

このBちゃんが、LINEで「みっくんは彼氏」と言ってきたのです。

みっくんが私にもトーク画面のスクリーンショットを見せてくれました。

うん、確かに書いてある。

ハートマーク付きで書いてある。

 

喜んでそれを受けるみっくん。

(Aちゃんとも付き合ってることになってるけど)

 

それが今年のゴールデンウィークの前だったので、私は「デートの約束を取り付けろ」とみっくんに言ってみました。

 

 

そうしたら、

 

・ゴールデンウィーク中はお店を休めない

・普段の土日は派遣の仕事を入れている

・今は訳あってしばらく休めないから、デートはしばらく先になる

 

と返されたそうです。

 

「訳あって」???笑

 

私 「これじゃ、もしデートの約束をしてもきっと当日の朝にお母さん倒れるね」

みっくん「Bちゃんのお母さんは結構前から具合が悪くて、完治するまで何年かかるか分からないって言われてる(笑)」

 

おいいいいいいいいいいい!!

Bちゃんよ、お前もか。

 

 

さらには、Bちゃんは「付き合う=キスしてもいい」にはならないのだとか。

 

え?じゃあ逆に言うと、キスしてもいいと思わない人とでも付き合うってこと??

それってどうなの?笑

初めて彼氏ができた中学生みたいに、「あたし、キスとかまだよく分かんないよ・・・っ」的な感じなのかしら。

私の感覚がおかしいですか??

 

デートもしない、キスもしない。

付き合うって何だっけ。

付き合うことによって何が変わるのかサッパリ分からん。

 

 

またまた「彼氏」という肩書をあげただけパターン。

そして、みっくんも特にたくさんお金を使うようにはならないパターン(笑)

AちゃんもBちゃんも全く同じですね・・・

まぁみっくんも舐められすぎなんだけど。

 

 

キスとか×××はしなくていい(というか、それをやると枕営業)けど、お客様を彼氏と呼ぶならデートする覚悟くらい決めんかい。

もしこれで色恋営業してるつもりだったらチャンチャラおかしいわ。

 

もっと言うと、水商売は(恋愛じゃないにしろ)気に入ってもらわないことには始まらないんだから、たくさんいる女の子の中から自分を選んでくれてることにもっと感謝した方がいいんでないの?

 

私が働いていたキャバクラの売れっ子さんたちは、たった1回のパジャマday(イベント)のためにめちゃくちゃエロ可愛いパジャマを買いに行ってたし、お客様の趣味に合わせて一緒にプロレス観戦に行ったりしてたよ?

そんなことしなくても、店内を歩いてるだけで「うわっ!あの子可愛い!店長、あの子こっちの席に呼んでくれない!?」ってご新規様から声がかかるくらい可愛いのに。

 

AちゃんもBちゃんも、お客様の指名にあぐらをかいて、喜んでもらうっていう姿勢を忘れてしまったらいけないんじゃないのかな。

2人よりも業界歴の短い私に説教なんかされたくないだろうけどさ。

 

 

 

 

ということで、長くなりましたが、今回はラクしてお客様をその気にさせようとするキャバ嬢に腹が立ったお話でした。

 

皆さんも、「こんなひどいキャバ嬢(ガールズバーキャスト)がいた!」っていうエピソードがあれば、ぜひぜひ教えてください(笑)

 

 

それでは、お読みくださってありがとうございました♪

 


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2 COMMENTS

アバター coyote

キャストの中には・・・
「相手を見極める目」
「知らぬ間に自分につけられた値段」
それらを持ち合わせていない子が大半。
でもそれは客にも言える事。
面白いね。

返信する
知沙都(ちさと) 知沙都(ちさと)

coyoteさん、コメントありがとうございます!
返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。
キャストもお客様も、自分自身を客観的に見ることができておらず、故に間違った攻め方をしていることはよくありますね…(^_^; お客様はともかく、キャストは仕事としてやっているのだから特に気を付けたいところです。自戒も込めて(笑)

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