こんにちは。
知沙都（ちさと）です。
前回は、ガールズバーで働き始めた頃にメイクで試行錯誤したお話でした。
地味女子、ガールズバーでバイトするってよ。どんなメイクをしたらいい？
今回は服装について。
私がバイトしていたガールズバーには制服や指定等はなく、完全に服装自由のお店。
今振り返ると、本当にいろんな服装の子がいたなぁ…（笑）
わりと個性的なのが多かったような。
やたらガーリーだったり、ちょっとゴスロリ系だったり。
アクセサリーも髪の色も派手な子、胸の谷間をガッツリ見せる露出の多い子、垢抜けない中学生みたいな服装の子も。
「そのジャケット、家の玄関マットで作ったの？ww」なんて言われるような、奇抜…というか似合ってるのか似合ってないのかよく分からない服をいつも着ている子もいましたねー（笑）
正統派オシャレの子の方が少なかったんじゃないかと思うくらい。
前回の記事に書いた通り、私はおしゃれが本当に苦手で。
何がカワイイのか、どういう組み合わせがいいのか、そういうのがサッパリ分からないんですよね。
正直言うと、今でも自信がない（笑）
でも、前回の記事の結論を言ってしまえば（ある程度きちんとメイクすることが前提だけど）結局は「顔立ちやキャラに合っていれば良し」でしたが、服装に関しては少し違います！
少し長くなるかもしれませんが、私が働き始めたときのキャストたちの状況のお話から…
私を採用してくれた店長は、キャストの女の子に出来るだけ無理をさせないスタンス。
女の子に対して、お客様にドリンクをたくさんもらえとか、積極的に連絡先を交換しろとか、そういうことは一切強制していませんでした。
そのため、売上を伸ばすということにおいては女の子たちの意識が低かった。
服装も、お客様ウケより、自分の好みや動きやすさなどが優先されていたのです。
もちろん、さすがにジャージとかではないですよ（笑）
でも、パンツにスニーカーとか、クロックスとか。
「パンツ」に未だに抵抗があるのは私だけでしょうか？「ズボン」って言いたい…
立ち仕事ですし、お客様に合わせると冷房が結構寒かったりするので、長いパンツの方が温かくて良いんですけどね。
面接のときこそスカートで行ったものの、そんな先輩たちを見ているうちに、私もダサくない程度に楽な服装で出勤することが多くなっていました。
多少はおしゃれ感が出るように気を使っていましたが、何度も言うように私はコーディネートなんかは本当に苦手で、その日に着ていく服を考えているだけで疲れてしまうんですもん（笑）
さて、そんな状況の中で店長の交代がありました。
キャストの負担を最低限にしようという店長から、ガツガツ営業重視の店長に替わったのです。
私にとっての1番目・2番目の店長については、こちらの記事をぜひご一読ください。
新しく店長になった「小関さん」（男性）は、自身も水商売のキャスト経験者。
そのため、私たちにも営業活動を推奨し、店舗の、そしてキャスト個人の売上を伸ばすように働きかけました。
新店長による方針転換と、キャバクラでも働いていたことが相まって、少しずつ「自分のお客様（指名客様）がほしい」と意欲を燃やすようになりつつあった当時の私。
水商売の先輩である小関さんに、接客の仕方などをちょくちょく相談するようになります。
そしてある日、私は小関さんに何気なくこんな質問をしたのです。
「男性って、やっぱりスカートの方が好きなんですかねぇ？」
「そりゃあ、スカートの方がいいに決まってるだろ」
今となっては何て当たり前のことを質問したのだろうと思いますが、小関さんのこの言葉を聞いた翌日から、私は服装を変えました。
もちろん、男性だって好みはさまざまで、全員スカートが好きなわけではありません。
スキニーパンツの方が脚のラインが出るから好き、ゆるいパンツから足首が少しだけ見えているのが好き、なんていう男性もいるでしょう。
しかし、私の「男性って、やっぱりスカートの方が好きなんですかねぇ？」という質問は、言わば「最小限の労力で、服装もできれば楽チンなもので、お客様を掴めないかなぁ」という甘ったれチャンな気持ちの表れ。
服装を含めた「キャストとしての自分」がお客様からどう見られているか、お客様に少しでも「カワイイな」「綺麗だな」「女性らしいな」と思ってもらえているか、そういったことをあまり考えていなかったんですよね。
それからというもの、私はガールズバーに出勤するときは必ずスカートかショートパンツ、そして最低でも4cmくらいはヒールのある靴で行くようになりました。
ぺたんこの靴は、たまーに、ほとんど脚が見えないくらいのロングスカートの場合のみ。
私は（いい加減しつこいですが）おしゃれが苦手で可愛らしい服をあまり持っていなかったので、シーズンごとにファッション誌を買って研究(?)し、新しい服と靴を調達しに出掛けました。
こうして服装に気を使うようになったことが、お店のNo.1キャストになるのに直接役立ったのかは分かりません。
しかし、お客様や他のキャストから「スタイルいいね」と言われる回数が格段に増えました。
実際にはスタイルなんか大して良くないことは私自身が一番よく知っています。
それまでの人生でスタイルを褒められたことなんかなかったし。
唯一強みだと思っているのは、身長がそこそこ高めで164cmあることくらい。
それ以外は、肩幅は広いのに胸回りは貧弱（泣）で、なのにお腹から太ももにかけては結構でっぷりしていて…
もっと言うと、顔の輪郭もシュッとしてなくて嫌いだし、手が大きくて指も太いし…（大泣）
それでも、服と靴の選び方でずいぶん印象が変わるものです（キリッ）
ダボッとしたズボンにぺたんこの靴を履いているキャストに「ちさとさんはスタイルが良くて羨ましい」と言われたときも、必ず「それは服と靴の選び方だ」と答えていました。
だって、そのズボンと靴でスタイルを良く見せる方が無理でしょ！本当にスタイルの良い人でない限り！(汗)
脚が太いからといって出すのを嫌がる女の子が結構いますが、ダボッとしたズボンで隠すくらいなら、ハイヒールを履いて見せた方が絶対にセクシーだと私は思っています。
一般論は分からないけれど、少なくとも水商売の世界でのウケを考えるなら。
私も脚太いし、O脚なんですよ（泣）
でも、（20代半ばという歳を考えてミニは穿かなかったけど）毎日スカートやショートパンツにヒールでいると、「脚がイイよね」って結構言ってもらえるものです。
（「顔に褒めるところがないからでは？」というツッコミは無しでお願いしますww）
何だか、私の意識改革の話と、オシャレに対する持論と…ごちゃ混ぜでよく分からんことになってますね（笑）
でも、タイトルの「お客様ウケ」に対する結論を言うなら、
スカート or ショートパンツ！！
ハイヒール！！
これだ！笑
一択とは言わないけれど、最大多数の最大幸福！
あとは、その日に約束している指名客様の好みに合わせる！！
↑↑ここに来て一番大事なことを言ったかもしれない（笑）
ではでは、今回はこの辺で。
お読みくださってありがとうございました！
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